F1ドライバーに対するペナルティポイントシステムが、2014年の導入に向けチームから承認を受けた。正式に導入された場合、ドライバーが規則違反を犯すとポイントが加算されていき、ある時点でレース出場停止の処分を受けることになる。
スペインGPを前に、FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングとチームは、スポーティング・ワーキンググループの会合でドライバー・ペナルティポイントシステムの導入について話し合った。
ドライバー・ペナルティポイントシステムは、一般の運転免許の点数制度のように、違反によるポイントが累積され、あるポイント数に達するとレース出場停止となるシステム。
今回の話し合いの結果、このライセンスポイントシステム案は11チーム中7チームの賛成を受けて承認された。6月のFIA世界評議会会合において承認を受ければ、正式に2014年からの導入が決定する。
このプランに反対したのはレッドブル、トロロッソ、過去に多くのペナルティを受けているロメイン・グロージャンが所属するロータス、パストール・マルドナドが所属するウイリアムズの4チームであるといわれている。
ライセンスポイントシステムが導入されると、ドライバーの規則違反に対してスチュワードがペナルティポイントを科す。危険な接触を起こした場合3点、セーフティカーとの正しい距離を保たなかった場合1点など、違反レベルの基準は提示されるものの、スチュワードはペナルティポイントのレベルを自由に選ぶことができる。
1年の間に12ポイントに達したドライバーは、1戦出場停止の処分を受ける。シーズンが終わるとポイントはゼロに戻る。