タイヤメーカーのピレリは、2014年度もF1へタイヤを供給するかどうかの決定が、最終期限である来年6月より前になされることを望んでいる。
2010年、ピレリは2011年~2013年の3年間、独占的にF1へタイヤを供給するという契約を各チームおよびF1主催者側と結んだ。
現在、この契約が延長されるかどうかはまだ決まっておらず、来年の6月が決定の最終期限として定められている。
しかし、ピレリのモータースポーツディレクターであるポール・ヘンベリーは、2014年のマシンは大幅な変化を遂げるため、ピレリ側は早期の決定を望んでいると語った。
「契約延長の最終期限は来年の6月だよ。でも、我々としてはそれより前に決定してほしいね」とヘンベリー。
「300~400人の仕事内容が変わるのだとすれば、我々は早めに知っておきたいんだ」
「我々はすでに話し合いを始めているし、F1が求めていることもわかっているよ。ただ2014年のマシンはタイヤメーカーやコンストラクターから見ても劇的に変化するから、同時に変わることがたくさんあるんだ」
ピレリは、もし2013年シーズンを終えてもタイヤを供給し続けられるならば、よりアグレッシブなタイヤでテストができると提案したという。
しかし、契約が成立するまでは2014年度のタイヤ開発に多くの時間を割くことはないとヘンベリーは語っている。
2013年度のテスト計画を尋ねられたヘンベリーはこう語った。
「我々には契約が必要なんだ。だから、今すぐテストすることは何もないよ」