2014年に向け、F1チームはペナルティシステムやタイヤに関するレギュレーション変更に同意した。
シンガポールGPの週末に行われたF1スポーティング・ワーキンググループ会合で、来季の規則変更について話し合いがなされた。
小さな規則違反を犯したドライバーに重いドライブスルーペナルティが科されることを避けるため、新しいペナルティシステムが提案され、これが同意された。
来年から、スチュワードの判断で、ドライバーは5秒か10秒のペナルティを予定されたピットストップの際にこなすことも可能になる。ピットストップの予定がなければ、レースタイムにペナルティタイムが加算される。
また、来季の新しいエンジン導入に伴い、フロントタイヤとリヤタイヤのコンパウンドを変えることにも同意がなされた。
来季もスーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハードの4種類のコンパウンドが使用されるが、現在のようにそれぞれのコンパウンドにおいてフロントとリヤが同一であることは義務付けられない。
新しいターボエンジンは、今のV8エンジンよりもトルクが優り、それによってリヤタイヤにより大きな負担がかかるものとみられる。
他には安全性向上のためピットストップ規則の厳格化などに関しても合意され、これらの問題はFIA世界モータースポーツ評議会会合で正式に決定される見込みとなっている。