ブリヂストンが2010年末でF1から撤退することを発表し、F1は2011年からのタイヤサプライヤーを見つける必要に迫られているが、ピレリが早々にF1に参入する意思はないと表明した。
2日、ブリヂストンは、来季末で現在のF1へのタイヤ供給契約が切れた後はこれを延長するつもりはないと発表した。これを受ける形で、ピレリはF1参戦を否定するコメントを出している。
「F1に関するピレリのポジションは以前から変化していない」とピレリのスポークスパーソンがロイターに対してコメントした。
「ピレリは市販車でも使用できるタイヤをレースのために開発したいという考えを持っている。ピレリはスーパーバイク(BSBとWSBK)、WRC、GT2へのスポンサー活動を行っている」
2006年までF1のタイヤサプライヤーを務めていたミシュランは、2005年のアメリカGPでタイヤトラブルによりミシュランユーザー全チーム不出走という事件を起こしており、F1への復帰は考えにくいと見られている。他のタイヤメーカーとしては、グッドイヤー、ダンロップ、クムホ、エイボン、ハンコック、コンチネンタルといった名前が挙げられている。