F1第17戦アブダビGPは土曜日午前に3回目のフリー走行が行われ、ブラウンGPのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手にはルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がつけた。トヨタはヤルノ・トゥルーリが7番手、小林可夢偉は13番手。ウイリアムズの中嶋一貴は17番手となった。

 予選を前に行われるフリー走行3回目は現地時間の午後2時から。サーキットのあるヤス島の天候は金曜日に引き続き青空が広がり気温は34度、路面温度は45度というコンディションだ。

 セッション序盤はハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)を除く19台がインスタレーションラップを行った後、開始10分過ぎにフェラーリが先頭でコースインし、他のチームも徐々に続いていく。その中、まずはキミ・ライコネンがトップに立ってセッションをリードするが、その後アタックを行ったマクラーレンのヘイキ・コバライネンがすぐにトップタイムを塗り替える。
 マクラーレンはさらにルイス・ハミルトンもセッションの折り返しを前に1分41秒台に入れてトップに浮上。2番手以降はレッドブルやブラウン勢が入り乱れる展開となるがハミルトンからは約1秒離れており、マクラーレンの仕上がりの良さが目立っている。

 セッションの残りが20分近くになると、ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)など数台が柔らかいコンパウンドのソフトタイヤを装着してタイム計測へ向かい、この後の予選に向けたプログラムを開始していく。セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)がここでトップに浮上。トヨタの小林可夢偉は6番手で終盤のアタックを迎え一旦は4番手までポジションを上げるも、その後はタイムを更新することができずポジションを落としていった。

 セッションはチェッカー間際のアタックでハミルトンが再びトップタイムをマークするが、バトンが最後にハミルトンのタイムを1000分2秒上回る1分40秒625をマーク。チームメイトのバリチェロも3番手タイムをマークするなどブラウン勢が速さを見せた。ブエミが4番手、以下ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、コバライネン、トゥルーリと続き、前日のセッションでエンジントラブルに見舞われたロバート・クビカ(BMWザウバー)が8番手につけることとなった。

 なおトロロッソのアルグエルスアリは油圧計のトラブルで走行を断念している。

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