F1第18戦アメリカGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「こういう時は、翌日、つまり普通は月曜になってから、自分たちが成し遂げたことを実感するものだ。素晴らしい気分で、笑顔になるよ。日曜はいろいろなことが慌ただしく進むから、もう少し時間がたたないと自分たちが達成したことを実感できない。今日成功を収められたのはチームの努力のおかげだ。皆が進んでハードワークに取り組んでくれている。今朝はマシンの信頼性に少し心配があったので、彼らが頑張って対処してくれた。皆が問題解決に全力で当たってくれたおかげで、マシンはレースを通して問題なく走った。彼らに心から感謝したい。夏休み以降勝ち続けているが、そのために自分たちが何をしたのかと言われると、よく分からない。でも何であっても、それは成功しているね。スポーツマンなら、毎日いい一日を過ごせるとは限らない。いい時もあればそうでない時もある。僕がいつも言っていることだが、次のレース、あるいはその次、あるいはさらにその次で成功できるという保証はない。今後どうなるかは誰にも分らないんだ。だから今日をエンジョイし、明日を楽しみにするだけだよ」

ロメイン・グロージャン 決勝=2位
「本当に厳しいレースだった。マーク(・ウエーバー)を押さえ続けなければならず、そのために僕は今まででベストのひとつといえる走りをしたと思う。ここテキサスでレッドブルの少なくとも1台を捕えることができて最高の気分だ。今日彼らのパッケージが最速だったことは明らかだからね。いいスタートがカギになることは分かっていた。だから1コーナーでひとつ順位を上げたことはとても重要だったし、マシンはそれ以降ずっととても好調だった。ここに来ているチームのメンバーも、エンストンにいるスタッフも、皆最高の仕事をしてくれた。僕らが上位のポジションを維持するために、彼らが懸命に作業に当たっているのを僕は毎日、目にしている。すぐ下のライバルとのギャップを見れば、今、レッドブルに次ぐ2番目のチームは僕らであることは明らかだ。ここは僕に幸運をもたらしてくれる場所に違いない。去年はここで、妻が妊娠していることを知った。今日は僕にとってF1での自己最高位タイの結果を出した。また来年戻ってきて、次に何が起こるのかを見るのが楽しみで仕方ないよ!」

マーク・ウエーバー 決勝=3位
「スタートでのマシンの滑り出しはとてもよかった。ロメイン(・グロージャン)もいいスタートを切っており、僕は1コーナーのブレーキングポイントで右側に行こうとした。でも皆もそうしたために、僕は他車に囲まれてしまい、コーナーからいい形で立ち上がることができなかった。でもその後はとてもいいレースをしたよ。僕らのペースはよかったけれど、ここではタイヤをうまく管理して走る必要がある。予選でレースのほとんどが決まってしまった。僕は最後にやれるだけのことをやったが、昨日の時点でやり残したことがあったんだ。今週末は家族や友人が来てくれていたから、強力な結果を出せてよかった。優勝できればもっとよかったけれど、セブ(ベッテル)はここでいい仕事をしたからね」

ルイス・ハミルトン 決勝=4位
「今日の午後は走っていて気持ちがよかったし、4位にとても満足している。レースの中でポジション争いをして順位を上げることができてよかった。今日はここ最近と比べてマシンのフィーリングがかなり改善されていた。シャシーの交換が大きな改善につながったのは間違いない。頑張ってくれたチームの皆に心から感謝する。今日のマシンはアブダビの時と比べると夜と昼ほど明らかに違った。間違いなく新しいシャシーが役に立った。今日は素晴らしいスタートを決めた。それが僕のレースにおいてとても重要だった。タイヤを管理し戦略をうまく機能させるため、3位のポジションをマーク(・ウエーバー)に明け渡すしかなかった。フェラーリの前でフィニッシュすることの方が、チームにとって重要だったからだ。後にフェルナンド(・アロンソ)に抜かれるわけにはいかなかった。彼の動きに備え、彼が迫ってきたら、コンマ2秒引き離すつもりで準備をしていたよ! 僕にとって難しいレースが続いていたから、努力してくれたチームをとても誇りに思う。来週末の最終戦ブラジルGPでコンストラクターズ2位のポジションを維持しようと、皆、決意を固めている」

フェルナンド・アロンソ 決勝=5位
「今週末どれだけ苦しんできたを考えれば、5位フィニッシュというのはとてもいい結果だ。しかもグリッドがコースのダーティな側だったんだ。そのためにスタート直後にポジションを維持するのがきわめて難しいだろうと分かっていた。実際、僕はペレスに抜かれてしまった。ファーストスティントでは僕らに速さはなく、タイヤをセーブしてピットストップのタイミングでアタックすることに決めた。ハードタイヤでは多少調子が上向き、ペレスの前に出て、ヒュルケンベルグへのチャレンジに取り掛かった。それでメルセデスへの距離は縮まったけれど、彼らに勝つことはできなかった。今年、ドライバーズ選手権で2位のポジションを確保することができ、とても誇りに思う。僕にとって小さなご褒美であり、レッドブルの下のドライバーたちの中でトップに立てた。背中は大丈夫だよ。レース前にきちんと準備を整えたから、決勝中に悩まされることはなかった。痛みよりもレースでの緊張から感じる疲労の方が大きい。でも3日間休養がとれるから、100パーセントの状態でブラジルに到着したい。
 ブラジルでは絶対にパフォーマンスを向上させる必要がある。僕らは今もコンストラクターズ選手権2位の座を諦めていないからね」

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=6位
「今回もまたとてもいい結果が出せたね。僕の思い違いでなければ、インドでのブレーキディスクトラブルとアブダビでのドライブスルーがなければ、本来なら今回でモンツァから8戦連続入賞になったはずだった。かなり素晴らしい記録だと思うよ。面白いレースだった。あまり激しく戦う必要はなかったけれど、終盤は例外で、フェルナンド(・アロンソ)との戦いはとても楽しかった。残念ながらレースの重要な時期、つまり残り10周から15周のあたりで、僕らはフェルナンドに対抗できる速さを発揮できなかった。そのために抜かれてしまったんだ。最終ラップのターン1で彼を抜いたけど、エイペックスにつけなくて、コーナー出口で彼に抜き返された。でも僕らはフィニッシュした時点でライバルたちからわずか2、3秒遅れだった。8ポイントを稼ぐことができ、いい週末だったと思う」

セルジオ・ペレス 決勝=7位
「正直言うと、今日は7位より少し上のポジションをつかめるものと期待していた。オープニングラップでフェルナンド(・アロンソ)を追い越し、序盤のマシンのフィーリングはとてもよかったんだ。でもその後、10周目から15周目の間ぐらいにタイヤのデグラデーションが始まり、周囲のマシンよりも苦しむようになった。彼らの方が僕らより少しデグラデーションにうまく対処しているようだった。でも何よりも大事なのは、週末を通してメキシコとアメリカのファンが僕を応援してくれたことだ。彼らには本当に心から「ありがとう」と言いたい。彼らは僕の走りをここまで見に来てくれた。彼らに7位よりもっといい結果をプレゼントできればどんなによかったかと思うけど、この困難だが特別な週末を通して彼らの応援を感じることができて、本当に素晴らしい気分だった」

バルテッリ・ボッタス 決勝=8位
「今日、F1で初めてポイントを獲得することができ、本当に嬉しい。プラクティスでマシンのセットアップをするところから始まり、決勝中の戦略やピットストップに至るまで、週末を通してうまくいった。今日はタイヤをうまく管理して走ることができたし、レースの間、エンジニアたちから役に立つフィードバックを与えてもらった。終盤にはロズベルグから少しプレッシャーを受けたが、プッシュし続け、ポジションを維持できた。チームとファクトリーのスタッフ全員に心から感謝したい。彼らは本当に懸命に努力してきた。彼らはこのリザルトに値するよ」

ニコ・ロズベルグ 決勝=9位
「僕は残念ながらこのオースティンでいい週末を送れなかった。昨日の予選でタイヤに熱を入れるのに苦労したことが大きかった。12番グリッドからではレースがとても難しくなるからね。1ストップが主流のレースではなおさらだ。何度かいいオーバーテイクをしたけれど、1回ストップだったために今日は戦略で大きく順位を上げることはできなかった。だから9位止まりになり残念だ。今日、僕らのマシンにはそれ以上の速さがあったからね。でも全体的に見れば、僕らチームはフェラーリとのギャップを拡大することができたので、いい結果だ。今回は難しい週末だったから、7日後じゃなくて明日にでもブラジルで走れたらと思うよ! ブラジルでは全力でプッシュし、シーズンをいい形で締めくくりたい」

ジェンソン・バトン 決勝=10位
「わずか1ポイントをかけた戦いに過ぎなくても、できるだけいい仕事をしたかった。ここ数戦と同じく、僕は1周目に他のマシンと接触してしまった。それによってフロントウイングの左のエンドプレートが壊れた。アブダビの時ほどひどい状態ではなかったけれど、アンダーステアがかなりひどくなった。ピットストップでノーズボックスを交換することを考えたが、その代わりにメカニックがフロントウイングを足してくれ、それによってマシンのバランスが多少改善した。それでも理想的な状態ではなかった。フロントのダウンフォース低下はフロントエンドだけでなくマシン全体への空気の流れに影響するんだ。でもレースはエンジョイできたよ。最初の30周はフェリペ(・マッサ)に引っ掛かり、特に苦労したけれど、終盤は何度かいいアクションができて、それによって僕らの一日を多少面白いものにすることができた。来週末の最終戦ブラジルGPは、トラブルフリーでエキサイティングで好調な一戦になることを願っている。今週末はマシンに競争力がなかっただけの問題ではない。僕自身がすべてをうまくやることができなかった。自分自身の問題を解決する必要がある」

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