F1第9戦イギリスGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。

ニコ・ロズベルグ 予選=1位
「なんという予選だったんだろう! 雨がらみでコンディションがころころ変わり、本当に苦労した。そういうコンディションですべてのことをうまくやってトップに立つことができたので、とても満足している。うまく僕を導いて予選の1時間を切り抜けさせてくれたチームに感謝したい。最後のフライングラップは難しかった。(最後のラップに入れるかどうか)時間がぎりぎりの状態で、ルイス(・ハミルトン)のすぐ後ろで動きがとれなかったんだ。幸い彼はそのラップを諦めた。でも僕は(前のラップで)路面がとても濡れていた時、最後の3つのコーナーでコンマ3、4秒失っていたことを覚えていた。だから(乾きつつある方向であればその3つのコーナーで)タイムを大幅に改善するチャンスがあると分かっていたし、だからこそプッシュし続ける必要があった。実際、最後の3つのコーナーはかなり乾いていて、そこでタイムを挽回することができた。完璧にうまくいったよね。ポールポジションからスタートできるのは最高のチャンスだ。明日は勝利をつかむために全力を尽くす」

セバスチャン・ベッテル 予選=2位
「Q1とQ2は本当に厳しい戦いだった。天候の関係でかなり遅い段階でコースに出て行ったんだ。Q3最初の走行に出て行ったのは全マシンの中で一番最後ぐらいで、アウトラップで雨が降り出したために、そのラップは断念した。スリックタイヤでそれなりのタイムを出すのは不可能だったんだ。ガレージで待ち続けた後、こういう決断をした。「よし、行った方がいい。インターで走ったら他のドライバーたちのラップタイムを破るのは難しいから、ドライタイヤで走ろう」ってね。最後の走行は他のクルマと比べて早い段階で出て行き、1周のアタックラップを走った。アウトラップでは路面が十分乾いた状態になるとは全く考えられなかった。アタックラップでどうなるのか予想できず、どの程度のリスクを取る余地があるのか分からなかった。でも僕の場合はラップタイムを記録したかったから、ある程度リスクを冒す必要があったんだ。こういったコンディションでは未知の領域に突っ込んでいくようなものだから、どれだけ攻めることができるのかを見極めるのは難しい。ウォームアップラップで路面が湿っていて、改善することが分かっていても、どれぐらい改善できるかは冒すリスクの大きさによって決まる。最終的には正しいリスクの取り方だったみたいで、満足しているよ」

ジェンソン・バトン 予選=3位
「セッションが始まる時、走るのを本当に楽しみにしていた。コースに出て行ってすぐに路面がグリップすることに気づいて自信を感じた。Q1で全体ベストのラップを走ったが、最終コーナーの渋滞で膨らんでしまい、そのラップタイムは取り消された。それでも僕らは困難な環境の中で状況を最大限に生かせるということを見せつけられたと思う。Q3最後のアタックは、最初のセクターで何もかもが終わったかと思った。ターン5の出口でミスをして、ストレートに入るところでスナップオーバーステアに見舞われた。それでも残りの部分で挽回することができたんだ。僕はコンディションをとてもうまく読むことができたと思う。最後の計測ラップがすべてだった。皆に「ストレートでホイールスピンするんだ」と言った。そしたら「プッシュしろ。失うものなんてないんだ。今はポジションを上げるためにリスクを冒す必要がある」と言われた。それでプッシュした。ものすごくアグレッシブなラップだったが、うまくいった。いい判断をしてくれたチームのおかげだよ。明日のレースは不安定なコンディションになることを望んでいるけれど、現実的にはドライだったなら今日ほどの競争力は発揮できないだろうね。もちろんトップにできるだけ近づけるようベストを尽くすが、いい結果を出すには完璧なレースを走る必要がある。家族や友達、イギリスのファンの前で3番手につけられて本当にハッピーだ。今週末を通して彼らの応援がとても励みになっている。母国のファンの前での3位というのは大きな意味がある。今夜は幸せな気持ちで眠りにつくことができるよ」

ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=4位
「本当にうまくいって、4番グリッドを獲得できて本当に嬉しい。こんな日は、いいタイミングで正しい位置にいることと、少しの幸運が必要とされる。路面コンディションはころころ変わり続けた。Q3終盤には路面が乾いていたが、こんなに速くコースが乾くのを初めて見たよ。セッション中盤には何度か雨が降ったけれど、僕が最後のラップを走っている時は完全にドライだった。4番手は明日に向けていい位置であるのは確かだが、レースペースの面での正確な立ち位置を見極めるのは難しい。昨夜微調整を加えてマシンバランスは確実に改善したし、今日は風が強くなかったことが僕らに味方した。面白いグリッドになったから、ファンがワクワクするようなレースになるといいね」

ケビン・マグヌッセン 予選=5位
「とても難しい予選だった。ジェンソンが3番手からスタートするのは、彼にとってもチームにとっても素晴らしいことだけれど、自分の5番手にも満足している。1周ごとに路面がどうなるのかを見定めるのは本当に大変だったから、比較的慎重に走っていた。今は、もっと攻めなかったことを後悔している。でも自分があとどれだけ行けるのかを見極めるのは、いつだってとても難しい。Q3終盤の路面の乾きぶりにはかなり驚かされた。ドライに近いところなんてなかったから、終盤にアタックする必要はないとさえ思っていた。でもコンディションは僕らが思っていたよりドライだった。日曜日に何ができるかを予想するのは難しい。いいスターティンググリッドからレースを始められるけど、現実的に見ればトップ争いするのは難しいだろう。それでも明日は、全てをかけて走るよ」

ルイス・ハミルトン 予選=6位
「自分のミスで、プッシュし続けるべきラップを諦めてしまった。コンディションが変化し続け、難しい予選だった。そのほとんどをうまく切り抜けてきたけれど、一番重要な時にそれができなかった。これは僕自身の決断だった。間違った判断を下し、それが自分自身の予選を決定づけた。最終セクターで大幅にタイムを上げるチャンスがあったけれど、ウォームアップラップの時点ではそこでどれぐらいグリップがあるのか予測しづらかった。その時、ギャップを築くためにペースを落としていたんだ。その時点ではすごく滑りやすくて最終セクターでいいタイムを出せそうだとは思わなかった。セクター1で0.5秒ぐらいタイムが遅くなっていたので、最初の自分のラップタイムを上回ることができるとは思わなかった。でもあのラップは走り切るべきだった。今日ここに来てくれたファンの皆をがっかりさせてしまい、本当に申し訳なく思っている。彼らは本当に熱心に応援してくれているのに。明日は彼らのために最高のレースをしたい。そのために全力を尽くすよ。オーストリアの時のような素晴らしいスタートを決めて、トップの位置に戻れるよう、最善を尽くす。何が起こるか分からないよ。こんな時、クルマから降りてすぐに自分の気持ちを表現したり、ポジティブな要素を探したりするのは難しいけれど、チームや家族のもとに戻って、明日はここから上を目指すつもりだ」

セルジオ・ペレス 予選=7位
「今日は複雑な心境だよ。2台ともQ3まで残れて、主なライバルたちよりも前に出られたことはとてもよかった。予選前にこの結果を提示されていたら、きっと満足していただろう。だけど、もっといい結果が出せだだろうことが分かっているから、残念でもあるんだ。僕らは最後のラップまでは3番手にいたが、路面が改善したので最後の走行に出た。その時、ターン12で膨らんで、タイヤの熱を全て失ってしまった。何台かのマシンを前に出さなければならず、それも大きな問題となった。そういったことがなければ、タイムを更新し、前2列に残れたという自信がある。その時まではタイヤをとてもうまく機能させられていたし、状況を最大限に活用できてもいただけに残念だ。それでもこの結果はとても前向きなもので、ここからいいレースをして大量のポイントを獲得できる大きなチャンスがあるはずだ。シルバーストンはオーバーテイクがとても難しいサーキットだし、トラックポジションがとても重要だ。その点において自信を感じているよ」

ダニエル・リカルド 予選=8位
「雨が降り続いていたから、セッション終盤でタイムが上がるとは思わなかった。僕らは路面がいいタイムが出る状態にはならないと考えていた。ベッテルが出て行ったのは、その時点でタイムを記録していなかったからなんだ。このことから学ばないといけないと思う。路面が改善してあまりにタイムが速くなったことにショックを受けている。このサーキットは僕が思っていたより乾くのがすごく早いということなのだろう。ルーキーのミスだ。自分たちは大丈夫だと思った。最初の走行ではコースの一部が乾いていたが、最終セクターで激しい雨が降り出した。僕は4番手タイムをマークしていた。ピットレーンで雨が降っているのを見て「路面がよくなることはないな」と僕は言ったんだ。僕はこのことから学ばなければならない。明日はここから順位を上げていくよ」

ダニール・クビアト 予選=9位
「今日はかなり上位を狙って戦っていた。でもQ3終盤、もう走らないという決断をした。その時点ではそれは正しい判断だった。雨がかなり降っていたし路面も難しい状況だったから、誰かがタイムを更新するようになるなんて想像もつかなかったからだ。だけどもう事実は変えられないし、結局のところ9番手と10番手はレースをスタートするのにいい位置だ。明日はもちろん一生懸命戦うよ!」

ジャン-エリック・ベルニュ 予選=10位
「今日の予選では少なくとも終盤まではいい戦いをしていた。でも最後に判断ミスをした。もう一度走行してポジション改善を目指さそうとはしなかったんだ。僕にはなぜなのか分からない。でも他のドライバーたちはもう一度コースに出て予想どおり順位を上げたというのが事実だ。僕らのマシンにはもっと上位を争えるだけの力があるだけに残念だ。それに週末を通して僕らより速さがなかったマシンが何台か上位にいるのを見るとがっかりだ。9番手と10番手もいいポジションでここからいいレースができる可能性があるという風に前向きに考えよう」

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