F1第16戦インドGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
セバスチャン・ベッテル 予選=1位
「週末を通してマシンのフィーリングがよく、路面コンディションの向上にしたがって、マシンもさらによくなっている。本当に素晴らしいクルマであり、最高のサーキットだ。このサーキットのレイアウトの流れが大好きなんだ。ハイスピードコーナーがあるミドルセクターが特にね。そのセクションで自在に走れるマシンがあれば、常に楽しめる。今日の僕らのようにね。チームにとってとてもいい結果だよ。マーク(・ウエーバー)は別の戦略でいったから、明日のレースがどうなるか楽しみだ。どの戦略が正解かは、明日分かる。でもレースは長い。いい形に持っていくための時間はたっぷりある。リザルトに対して戦略はそれほど大きな重要性を持たないと思う。僕らには速さがあるし、ここではマシンが好調だから、何ができるか見てみるよ。今週末はタイトルのことを何度も聞かれるけれど、僕らは今までどおりの仕事をする。これまで目の前のことに集中して一歩ずつ進んできたし、明日も、今後のレースもそれは変わらない。ここに来るまで本当に努力してきた。明日も長いレースになる」
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
「本当に危ういところまで攻めた。限界ぎりぎりまでプッシュし、マシンからコンマ1秒でも引き出そうとした。チームと一緒にいいセットアップを見つけることができたから、自分たちの仕事に満足している。今日の予選で僕は(レッドブルを除く)その他のグループのトップを目指していたから、2位を獲得しフロントロウからスタートできることに大満足だ。でもマーク(・ウエーバー)は速いマシンで異なる戦略をとっているから、彼との戦いは厳しいものになるだろう。それでも全力を尽くすよ。(戦略については)もちろん常に検討している。僕らとしてはソフトタイヤスタートがベストだと考え、それを選んだ。ギャンブルしたわけじゃない。これが一番正しい道なんだ。チームにとって一番重要なのは、できるだけ多くのポイントを獲得し、シーズンを終える時にコンストラクターズ選手権2位を確保することだ」
ルイス・ハミルトン 予選=3位
「今日は3位に満足している。今週末はマシンをうまくセットアップし、パフォーマンスを最大限に引き出すことに苦労してきたからね。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、金曜から大きく進歩することができた。今日ニコ(・ロズベルグ)と僕がトップ3に入ることができて、チーム全員のためによかったと喜んでいる。最終コーナーで少しタイムをロスしたかもしれないけれど、いいラップだった。もちろん重要なのは明日だ。さまざまな戦略とタイヤ選択がとられていて、難しいレースになるだろう。いいスタートを決めて、早めにソフトタイヤの義務を果たしてしまい、プライムでできる限りプッシュしていきたい。ライバルたちに全力で戦いを挑むつもりだけれど、彼らは別世界にいる。だから僕らとしてはその他の中でのトップの座を目指すよ」
マーク・ウエーバー 予選=4位
「今日は少し異なる戦略を試してみる価値があると考えた。それでQ3でプライムで走ったんだ。正直言うと、セカンドロウより後ろになるだろうと思っていたから、結果的に僕らにとっていいセッションになった。Q3でプライムをうまく使うのは簡単なことではないが、自分たちはいい仕事をしたし、ほぼ最大限の力を出し切れたと思う。別なアプローチをとったことを明日うまく活用できるいい位置につけられた。(トップ3のマシンがQ3で使用した)オプションタイヤはあまり長く持たないから、僕らは別の戦略をとった。とはいえ、レース中のどこかでソフト側のタイヤを使わなければならない。さてどうなるかな」
フェリペ・マッサ 予選=5位
「予選にはそれなりに満足している。完璧なラップをまとめることはできなかったけどね。セクター2でロスし、そのせいでひとつかふたつ、ポジションを落とすことになったと思う。でも僕らはだいたい予想どおりの位置にいるし、明日はベストを尽くすよ。チームメイトを含め何人かのドライバーとは違って、僕はソフトタイヤでタイムを出すことを選んだ。ニュルブルクリンクでの選択が成功しなかったからだ。誰の選択がベストなのか、興味深いね。答えはファーストスティントの後に分かるだろう。カギを握るのはタイヤの挙動だ。今日の段階では、ミディアムの方が間違いなく長持ちするのは確かだが、路面が向上しグリップが上がるにつれて、ソフトのデグラデーションが制限されるかもしれない。明日は楽なレースにはならないだろう。違う戦略で走るマシンがいるから、何が起こるか分からない。ウエーバーはミディアムタイヤでのスタートだから、スタートで有利に事を運んで、彼の前に出たい。自分の選択が正解で、強力なレースができることを期待している」
キミ・ライコネン 予選=6位
「理想的な予選とはいえない。まだアンダーステアの問題を抱えているんだ。それでもマシンのフィーリングは昨日よりはよくなった。予選では1周を通してタイヤをうまく管理して走らなければならない。結果的にこのグリッドになった。明日どうなるか見てみるよ。やれるだけのことをやるつもりだ。マシンの感触は過去数戦より少しだけよくなっている。まだ理想とする状態ではないけれど、少しだけよくなったよ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=7位
「全体的に見てとてもいい予選だった。7番手は明日に向けていいポジションだし、マクラーレン勢との接近戦を予想している。彼らは予選をハードで走るという、異なったアプローチをしてきた。僕らはソフトタイヤで予選を走った。誰が前に出るか、興味深いね。昨日のフリー走行ではソフトタイヤはあまりよくなかったので、レースではソフトタイヤとどううまく付き合うかを考えなければならない。その後マシンを改善したから、少しは長持ちするはずだ。ミディアムタイヤでのロングランはよさそうだった」
フェルナンド・アロンソ 予選=8位
「予選の前に、何が最もいい戦略なのかを検討した。同じぐらいの価値を持つふたつの選択肢からひとつを選ぶのは本当に難しかった。Q3でソフトタイヤを使っていたら、もっといいグリッドを確保できただろう。一方でミディアムを選べば、トラフィックの中で走らずに済む。ソフト側のコンパウンドのここまでの傾向を見ると、ソフトでスタートしたマシンはかなり早い段階、おそらく6周ぐらいでピットインしなければならなくなるだろうからね。そうすると彼らは、30周ぐらいコースにとどまる集団の後ろで走らなければならない。ある段階でソフトタイヤを装着しなければならないのは確かで、そこで苦しむだろうことは分かっているから、準備しておかなければならない。金曜日にはソフトタイヤで15、16周を走ったが、今日はわずか3周しか走れなかった。つまり、明日どうなるかは、全く予想できないということだ。チェッカーフラッグを受けた後で初めて、何が正しい選択だったかがはっきりする。僕らの選択のいいところは、2台の戦略を分けたことだ。少なくとも僕かフェリペ(・マッサ)のどちらかはいいポジションでフィニッシュし、コンストラクターズ選手権2位というチームの目標に貢献できるはずだ。それこそが今の僕らの最優先事項だからね」
セルジオ・ペレス 予選=9位
「9位は今日の僕らにとって最大の結果だったと思う。フェルナンド(・アロンソ)に勝つのは難しそうだったが、プライムであと1周走っていたら、勝つことができたかもしれない。でも、明日のためにタイヤをセーブする必要があったから、走るべきではなかった。とはいえマクラーレン同士の戦いになり、(新しいタイヤセットを使ったことは)少し残念だ。そうでなければ新しいタイヤでスタートできたかもしれなかったからね。でもこれが決勝に向けて正しい戦略なのだと考えている。僕らは大部分のライバルたちとは違う戦略を選んだ。明日プライムタイヤでのスタートで何ができるか、面白くなりそうだ。トップ10の中にプライムスタートのマシンが4台いる。決勝序盤でオプション勢がピットに入ってしまったら、それをアドバンテージとしてうまく活用したい。決勝には大きなチャンスがあると思う。僕らのロングランペースはかなりよさそうだし、いい戦略も選んだから、明日はいいレースができると思う」
ジェンソン・バトン 予選=10位
「Q3でプライムで走るというのが決勝に向けてベストの戦略だったと思う。それでも痛かったね。心の底ではQ3にオプションで走るべきだと思っていたんだ。オプションでの予選走行はとてもうまくいっていた。Q1では最速だった。一方プライムタイヤはあまりうまく機能しなかった。タイヤの温度を上げることが全然できずに苦労し、Q3での走行ではセクター1でコンマ5秒ぐらい遅れてしまった。それでもプライムで走ったのは正しい戦略だったのだと思う。明日ベストのタイヤであることは間違いない。(ソフトタイヤスタートのドライバーたちは)5周か6周でピットに入ってしまい、僕らは前が空いた状態で走ることができる。ただ、彼らはそのうち追いついてくるだろうけど。エキサイティングで、アクションにあふれた、予想できないレースになるのを楽しみにしている」
