F1オーストラリアGPはセバスチャン・ベッテルが2戦連続となる予選ポールポジションを獲得、僚友マーク・ウエーバーも2位に入り、レッドブル勢の1-2となった。3番手にはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がつけ、BMWザウバーの小林可夢偉は16番手に終わった。

 予選は決勝レースのスタート時刻と同じ夕方の午後5時(現地時間)スタート。セッション開始時の気温は21度、路面温度は24度でコース上はドライコンディションとなっている。

Q1
 20分で争われるQ1は24台ものマシンが一斉にタイム計測を始めたため、序盤は至るところで渋滞が起きるが、しばらくすると各車クリアラップをとってアタックを開始。そうした状況のなかまずはフェラーリのアロンソが好調な走りを見せた。
 その後セバスチャン・ベッテルがトップに立ち迎えた最終アタックでは、レッドブルとマクラーレン、そしてアロンソの上位5台を除く19台がコースイン。ここでメルセデスのニコ・ロズベルグが上位勢に割って入る2番手タイムをマークする。

 一方、予選生き残りをかけたノックアウトゾーンの争いはビタリー・ペトロフ(ルノー)と小林可夢偉がQ2最後の椅子をかけて争い、先に17番手タイムをマークした可夢偉がペトロフのラストアタックを退けQ2へと進出。ペトロフは新規3チームの6台とともに早くもQ1敗退となった。

Q2
 トップ10を争う予選Q2は15分の争い。まずはこのセッションの先頭を切ったウエーバーが1回目のアタックを長めに走り、残り10分を切ったところで最初のタイム計測でトップにつけたアロンソから首位の座を奪う。
 2回目のアタックでは、チームメイトのベッテルが唯一ウエーバーを上回る1分24秒096をマークしトップでQ3へと進出。アロンソが3番手につけ、4番手以降もメルセデス、フェラーリといった有力勢が続いた。

 そんななかマクラーレンのハミルトンだけは思うようにクリアラップがとれず上位に食い込むことが出来ない。結局ラストアタックも実らず11番手でまさかの脱落。小林可夢偉もマシンバランスに苦しみ16番手でQ2敗退となった。

Q3
 10分で争われるQ3はポールポジションを目指しセッション開始とともに激しいタイム合戦がスタートする。
 しかし、注目のポール争いは1周の各セクターでライバル勢を圧倒するレッドブルの2台によって争われ、ベッテルが1回目のアタックで1分23秒919という最速タイムをマークする。
 対するウエーバーは2回目のアタックでベッテルのタイムに挑んだものの、自身1回目のベストタイムを更新できず地元でのポール獲得はならなかった。それでもレッドブルにとっては初のフロントロウ独占となり価値ある2番手。決勝でのスタート対決にも注目が集まる。

 レッドブルに続く3番手にはアロンソが着実にタイムを刻む走りでウエーバーにコンマ1秒差まで迫るタイムをマークした。4番手はジェンソン・バトン(マクラーレン)、5番手にフェリペ・マッサ(フェラーリ)がつけ、好調が伝えられていたメルセデスのシューマッハーは開幕戦に続きまたもチームメイトの後塵を拝してしまった。

本日のレースクイーン

河村理紗かわむらりさ
2025年 / スーパーGT
aprVictoria
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年8月号 No.1610

    スーパーGT熱闘最新アップデート
    GT500 3ワークス開発概況
    『24年モデル』GRスープラの“穴”を突け

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円