F1第7戦カナダGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「モントリオールが大好きだ! ここでまた勝てるなんて特別な思いだよ。2007年に初優勝した場所だからね。最高の仕事をしてくれたチーム全員に感謝したい。(久しぶりに勝って安心したかと聞かれ)そういう感じではない。(勝てなかった)2戦だって速さはあったからね。自分とチームのためにまた優勝することができて、ただただ嬉しい。僕は安心する必要なんてなかった。前回の週末も僕がずっと最速だったんだから。あの問題が起きたことでニコ(・ロズベルグ)は勝ったけれど、この2戦もペース自体はよかった。ピットストップの後、かなり後方との差が縮まった。ニコは僕のスリップに入って燃料を節約していたと思う。僕もギャップをコントロールしつつ燃料をセーブしなければならなかった。毎周似たようなタイムで走ることが重要だった。何度かロックアップしたけれど、幸いそれほどひどいものではなく、大きな問題にはつながらなかったから心配はなかった。チーム全員を代表して、この勝利を僕の担当エンジニア、ボノのお父さんに捧げたい。お父さんが先週亡くなり、ボノは辛い時期にいるのに、週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「タイヤ、ブレーキ、燃料、すべてがぎりぎりの状態で走らなければならず、タフなレースだった。苦労したのは、ルイス(・ハミルトン)の後ろを走っていたために、ブレーキを冷やす必要があったこと。ラインを変えてフレッシュな空気を入れなければならなかった。最後の10周、ペースを上げて、それまでセーブしていたハイブリッドパワーを活用して、ルイスを抜くためにプッシュし始めた。でも相手はチームメイトだから、彼のエンジニアはこっちの動きをすべて知っていて、同じようにペースを上げるよう指示することができる。それで彼は僕と同じペースで走ったため、不意打ちをかけるチャンスがなかった。残念だけど仕方ない。結局のところ、今日の勝利は予選で失ったんだ。これから予選でもっといい仕事をし、スペインの時のように完璧な週末を送る必要がある。オーストリアに気持ちを切り替えるよ。去年優勝した、素晴らしい思い出の場所だから楽しみだ」
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
「今日はすべてのことを最大限にうまくやれたと思う。チームにとって素晴らしい結果を出すことができてとても嬉しい。3位になるチャンスが訪れ、それをしっかりつかんだ。レース中盤に戦略を2回ストップから1回ストップに変更することを考えた。リスクがあることは分かっていたけれど、チームはやるべきことをちゃんと分かっていた。僕らは正しかったんだ。ポジションを落とす恐れがさほど大きくなかったので、リスクを取った。自分たちのしたことを心から誇りに思う。今日は激しく戦って表彰台を勝ち取った。トップ3に戻ってくることができて最高の気分だよ。今後アップデートを入れていくから、もっとよくなっていくだろう。これからのレースが待ち切れない」
キミ・ライコネン 決勝=4位
「今日は理想的なリザルトを手に入れることができなかった。もっといい結果を期待していたんだけどね。スタートはとてもうまくいったが、1コーナーでメルセデスの前に出られるだけの速さはなかった。タイヤはとてもよく機能していた。でもこの手のサーキットでは燃料をセーブすることがとても重要だから、それによって今日は本来のペースを発揮できなかった。スピンに関して言うと、あれは去年と全く同じ状況だった。週末を通してどのセッションでも何の問題もなかったのに、今日はアウトラップのたびにスロットルに何かおかしなことが起こり、僕にはコントロールできなかった。本当についてない。なんとか挽回しようとしたがウイリアムズとは戦略が違った。全体的に見るととてもいい週末だった。確実に改善した面があったからね。でも今日の結果は今朝期待していたものじゃない。これからも努力し続け、いろいろなことを改善していく。(スピンの時に起きたことは)今年経験したことのないことだった。でなければスピンなんかしない。タイヤには問題はなかった。ピットストップとマップに関係がある問題だった。もう問題は分かっているから、今後はもっとうまく対処し、こういうことを避けることができるはずだ。マップに関する問題だった。ペダルを少し動かすとトルクが大きく変わる。そうなるともはやコントロール不可能だ。つまらない問題だけど、起こってしまったので、ここから学ばなければならない」
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位
「面白いレースだったよ。大幅に順位を上げることができた。でもこれ以上は無理だった。序盤の数周は自分の走りにあまり満足できなかった。すごくアグレッシブにいってもギャップを見つけられず、必死に攻めていきたいのに隙間がない。それで我慢強く走らなければならなかった。残念だよ。こういう時に運がよければレースタイムを簡単に5秒、6秒、7秒、8秒削ることができるのに。でもそれができず、終盤に挽回しなければならなかった。ペースはよかった。マシンには満足できたし、特に終盤はペースが向上していた。最初のピットストップでロスがあったけれど、完全に僕のせいなのか、マシンの後方に何が問題があったのか分からない。でもチームはいつも素晴らしい仕事をしてくれているから、たまに時間がかかったとしても責めることはできないよ。(ニコ・)ヒュルケンベルグとの件だけど、僕はアウト側からすでに彼の前に出ていた。彼がブレーキングを遅らせすぎてコーナーをちゃんと回れなかったのだろう。今日はベストを尽くした。5位に満足だよ。でもペナルティさえなければ表彰台に挑戦できたはずだ。ここの表彰台は最高なんだけどな。(フェルナンド・アロンソとのバトルに関して)今考えればもう少し頭を使えばよかった。フェルナンドは1インチも入り込む隙を与えない。ディフェンスがすごくうまかった。ぎりぎりのバトルで、僕の右フロントホイールが彼に接触してしまった。何も問題が起こらなくてよかったよ。2度目にはもう少し賢く攻めて、コーナーをうまく立ち上がった。ブレーキングで彼が汚れたラインを取らざるを得なくしたんだ。それで僕はコーナーを速く立ち上がることができた」
フェリペ・マッサ 決勝=6位
「昨日は予選で苦しい思いをしただけに、決勝がうまくいきポイントをたくさん獲得できて嬉しい。15番手スタートからだと当然忙しいレースになる。でも何度もすごいオーバーテイクができたし、マシンのペースは安定していた。1ストップで走ることができ、それでいて終盤になってもオプションタイヤでいいペースを維持することができた。本当に素晴らしいことだ。このマシンなら(トラブルで予選下位に沈まなければ)表彰台争いができたはずだ。それでも全体的に見ればチームにとってとてもポジティブな週末だった。これからのレースでも高い競争力を発揮できるだろう。マシンのアップグレードが予定されているわけだしね」
パストール・マルドナド 決勝=7位
「ついにやった! ポイントを取ったぞ! ようやく入賞することができたから、これからだ。僕らはとても速いから、素晴らしいシーズンになりそうだよ。いいレースだった。ニコ・ヒュルケンベルグの前に出るためにかなり早い段階でピットインしなければならなかった。そのために終盤はとても苦労することになり、うまくポジションを守ることができなかった。2台そろってポイントを獲得した。チームにとって素晴らしいことだから嬉しい。今後もこの調子で行こう」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=8位
「最終的に4ポイント獲得できてとても嬉しい。間違いなくポジティブな結果だ。僕にとってはあまり動きのないレースで、単独で走っている時間がほとんどだった。セバスチャン(・ベッテル)とのバトルだけが例外だった。後になって考えると、僕はセブに対してあれほど必死になってディフェンスするべきではなかったのだろう。でも実際コース上で競っているときには、戦わずにポジションを諦めるなんてことはできない。彼はアウト側のラインを取り、僕はイン側を走り、ダートとマーブルの上でブレーキングした。彼が来るのが見えたけれど、彼は僕の行き場を残してくれなかったので、接触を避けるためにブレーキを踏み続け、リヤのコントロールを失い、スピンした。幸いレースを続けることができ、さほど時間もロスしなかった。全体的に見るとポジティブな週末だった。VJM08は常に優れたパフォーマンスを発揮しているし、チームは速さを向上させるために努力し続けている。この数戦いい流れできている。チェコ(ペレス)はモナコで入賞し、僕は今日ポイントを取った。僕らは進歩しているということだし、ランキング5位(のロータス)との差が縮まってきている。シーズン後半は面白いことになりそうだ」
ダニール・クビアト 決勝=9位
「メルセデスエンジン搭載車にアドバンテージがあることが明白で、僕らにとっては厳しいレースだった。それでもなんとかそのうち2台には勝った。これ以上のことは無理だった。2ポイント獲得が精いっぱいの結果だ。チームはいい仕事をしてくれているけれど、パワーユニットを含め、たくさんの面で改善する必要があるのは間違いない」
ロマン・グロージャン 決勝=10位
「2台そろって入賞を果たせて嬉しいよ。でも残念なことにマシンが予選の時ほど強力に感じなかった。それでも攻めることはできたけど。このサーキットではしばしばトラフィックで苦労する。ブルーフラッグが出ているのに譲ってもらえないことが何度かあった。僕はマノーを抜いたと思っていたのだが、実際はそうではなかったことがすぐにはっきりした。全面的に僕が悪かったので謝罪する。ドライバーはいつも何かしら学んでいるんだ。彼らの方も僕を前に出す意思があることをもっとはっきり示してくれればよかったと思う。でも悪いのは僕だ。左側に寄りすぎた。抜いたと思ってシケインに集中していたんだ。あそこは難しいコーナーだから。ミスを犯したけれど、このことから学習するつもりだ」
