今月末に開催される初のインドGPを前に、いくつかのF1チームは「デリー腹」に対する懸念をあらわしている。
デリー腹とは、インドを訪れた旅行者が食べ物や水が原因で下痢になることだが、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュはそれらを誇張して伝えないよう求めている。
「インドに関して、その点だけを抜き出すべきではない」とウィットマーシュは語っている。
最近、インドでデモランを行ったレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、クルーがお腹の不調を訴えたのは一件だけだったと述べ、予防措置をとるつもりは全くないと述べた。
しかし、全チームが必ずしもそうした考えでいるわけではない。コンストラクターズランキングでライバル勢と争っているザウバーは、「スタッフが病気にかかれば、チームの成績に深刻な影響を与えるかもしれない」とコメントし、「いくつかの予防措置を講じる」と語っている。
また、トロロッソのスポークスマンも「ヨーロッパ人がインドで腹痛になるのは事実だ」とコメント。メルセデスのスポークスマンは、ケータリングのサービスを利用すると明かしている。