5日、F1第7戦トルコGPの予選がイスタンブールパーク・サーキットで行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークしてポールポジションを獲得。ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロのブラウン勢が2-3番手につけ、4年連続のポールを狙ったフェリペ・マッサ(フェラーリ)は7番手に終わった。トヨタはヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックは13番手、ウイリアムズの中嶋一貴は12番手となっている。

Q1
 20分で争われる最初のQ1。セッション開始とともにタイム計測がスタートし、ここでは多くのマシンが固い方のハードコンパウンドタイヤを装着して周回、前半の10分で全車のタイムが出揃うと、タイムシートのトップにはベッテルがつける。2番手以下はバリチェロ、ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)が続き、10番手のロバート・クビカ(BMWザウバー)までが1分27秒台と早くも接戦模様となった。

 セッションは残り5分から2度目のアタックがスタート、ベッテルのみガレージで待機する中、残り19台はQ2進出をかけタイム計測へと向かう。ここで、バトンが2番手に浮上し、レッドブルのもう一台マーク・ウエーバーも4番手につける。
 一方、王者ルイス・ハミルトンはQ1通過の基準ラインとなった15番手タイムの1分27秒台に入れず16番手で敗退。コースアウトしたネルソン・ピケJr.z(ルノー)、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、トロロッソの2台がここで予選を終えた。

Q2
 15分間で争われるQ2では、15台のマシンがセッション序盤に1回目のアタックを行い、バトンがまずは1分27秒322をマークしてトップに立つ。しかし、終盤2度目のアタックではベッテルがトップタイムを奪い、トヨタのトゥルーリも2番手タイムをマーク。バトンは自身のタイムを更新したが、3番手に留まった。マッサが4番手、僚友キミ・ライコネン(フェラーリ)が5番手でQ3進出を決めている。
 ここでは、トップと同じ1分27秒台をマークしたにも関わらず、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、中嶋一貴、グロックが敗退。ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)とエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)も1分28秒台のタイムで脱落となった。

Q3
 ポールポジションを決するQ3の争いは10分。一番最初にフェラーリのライコネンがタイムを計測するが、ベッテルがQ2の勢いそのままに1回目でトップタイムをマークする。なおもベッテルは、セッション終了間際に行った2回目のアタックでも1分28秒316をマークしてトップとなり、今季2回目のポールポジションを決めた。一方、ブラウンGPのバトンは一時首位に立ったものの最後にベッテルの逆転を許し2番手、バリチェロも3番手となってブラウン勢のフロントロウ独占はならず。ウエーバーが健闘の4番手、トゥルーリ5番手、以下ライコネン、マッサ、フェルナンド・アロンソ(ルノー)の順で予選は終了している。

 明日の決勝は、午後3時(日本時間午後9時)から。この後に発表される全車のマシン重量にも注目が集まる。

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