F1第11戦ハンガリーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーたちがレースの内容を振り返った。

ダニエル・リカルド 決勝=1位
「今日の勝利には初優勝の時と同じくらいの喜びを感じる。今回の方が実感が湧くのが早くて、ラインを越えるとすぐに何が起きたのか理解し、すぐに喜ぶことができた。最高だったよ。カナダの時のように、優勝するためには他のドライバーたちを抜かなければならず、だからこそなおさら満足感を得られる。自分たちの力で戦ったと分かっているからね。素晴らしい気分だよ! 最初のセーフティカーは有利に働いた。そこでトップに立ち、スリックに換え、その後も順調だった。そしたら2回目のセーフティカーが出て、そこでピットインしたことでリードを失った。そのスティントをとても長く走り、レース中盤をリードしたけれど、そのタイヤで最後まで走り切れないことが分かった。それでまたピットインをしてポジションを落とした。勝つためにはそこからオーバーテイクしていかなければならないことは分かっていた。僕らの方が新しいタイヤをつけていたけれど、終盤にエキサイティングな展開になるだろうと思っていたよ。中盤、恐ろしい瞬間があったんだ。数周にわたってパワーが低下する問題があり、スイッチをいろいろと操作しなければならなかった。レースを早々に終えることになるかもしれないと思ったよ。でも何とか切り抜けられてすごくハッピーだ。今の環境で僕は去年までとは違うドライバーになった気がするし、ある意味、人間としてもスポーツマンとしても別人になったと感じる。自分に大きな自信を持てるようになった。すごいことだよ。このチームの一員だと感じるし、自信を得た。今年ここまでで2回の勝利を達成し、自信が高まっている。今週末はここにオーストラリアから何人か友達が来ているんだ。だから元々今夜は飲む予定だったんだけど、その口実ができたね!」

フェルナンド・アロンソ 決勝=2位
「2位にとても満足している。厳しいシーズンの中、今回も厳しい週末を送ってきた。だから表彰台に立てるというのは嬉しい驚きだ。僕らは勝利をつかむためにギャンブルをした。あと一歩のところで達成できなかったけれど、チームを心から誇りに思うし、今日の仕事を心から誇りに思う。とても満足だ。大きな意味を持つ結果だ。ウエットでのスタートになり、セーフティカー出動時にピットに入るのか入らないのか難しい判断を迫られ、大変なレースだったが、僕らはチャンスをつかんだ。最初のセーフティカーが出た時には僕らはラップ終盤のコーナーにいたため、すぐさまピットに入ることができなかった。1周遅れて入ったためにいくつか順位を落とした。そこからアタックし、オーバーテイクしていかなければならなかった。ユーズドのソフトタイヤで31周を走り切るのはとてつもないチャレンジだった。
(ダニエル・)リカルドと(フェリペ・)マッサがピットに入り、僕らがトップに立った。残り10周の時点で、もう1回ピットストップをして4位を確実に手に入れるべきかどうかを話し合った。1位のポジションをなんとか守り切ることを目指した場合、(タイヤが限界を迎えて)4位まで落ちるかもしれない。それなら結果は同じだが、少なくとも表彰台の一角を狙って戦うチャンスはある。最終的に僕らは正しい選択をした。ステイアウトし、ポジションを守るために全力で努力し、この2位を手に入れた。今の僕らにとっては勝利のように感じる」

ルイス・ハミルトン 決勝=3位
「素晴らしい結果だ。今日はできるだけ上位でフィニッシュするために全力でプッシュした。昨日起きたことのダメージを最小限にとどめることを目指した。この2戦トラブルに見舞われ、僕がどれほどの痛みを感じているか、言葉では表現できない。その状況を受け入れるのは難しいし、翌日にクルマに戻り、アタックしすぎず、それでいて限界までプッシュするため、正しいバランスをとって走るのは簡単なことではない。今日は2回のセーフティカーにかなり助けられたけれど、今週末の僕には速さがあったと思う。だからもっとポイントを取る可能性はあった。ニコ(・ロズベルグ)と僕は同じレースを戦っていた。彼を前に出せば彼はそのままギャップを広げていき、その後(ピットインして)コースに復帰し、最終的に僕の前に出ただろう。彼がオーバーテイクできるほど近づいていないにもかかわらず、チームがなぜ(彼を前に出すよう)僕に頼んだのか理解できなかった。僕はペースを落としてフェルナンド(・アロンソ)から遅れを取るようなことはしたくなかった。彼が僕より1回多くピットストップをするからといって、僕らが同じレースを戦っていないということにはならない。だからチームから(譲るよう)頼まれたことにものすごくショックを受けた。彼の立場をよくする可能性があることだからだ。ダニエル(・リカルド)とフェルナンドに心からおめでとうと言いたい。終盤はかなりの接戦となり、ニコが1周3秒ずつ迫ってきて、押さえ切るのが大変だった。後方からの追い上げを果たしたことで、このマシンとチームの素晴らしさを示した。この結果は楽な勝利よりもずっと大きな満足感を与えてくれる。サマーブレークに入る時点で僕は今もタイトルを争っている。とても満足できるよ」

ニコ・ロズベルグ 決勝=4位
「今日のレースにはがっかりした。いくつかの物事がうまくいかず、アップダウンの激しいレースだった。序盤はうまくコントロールして走っていたが、セーフティカー出動によってリードを失った。僕はピット入口を過ぎたばかりだったから、ピットインできなかったんだ。セーフティカーが戻った後、ブレーキングの問題があり、しばらくそれに対処するのに苦労し、いくつかポジションを落とした。その後プッシュできるようになり、最終スティントはとても好調で、最終ラップでルイス(・ハミルトン)をオーバーテイクできるチャンスが一度あったが、うまくいかなかった。ものすごくがっかりしている。今日は何がよくなかったのか、チームでじっくり分析する必要がある。僕は今も選手権をリードしているから、それはポジティブなことだ。サマーブレークの後、またアタックするよ。(ハミルトンにどいてもらうことは)僕が望んだんじゃない。チームから「彼が前に出してくれるから」と言われたんだ。それだけのことで、何が起きたのか僕は知らない。話し合わなければ」

フェリペ・マッサ 決勝=5位
「いろいろなことが起こり、本当に難しいレースだった。たくさんのバトルをしなければならず、コース上に最後までとどまるのが簡単ではなかった。ピットストップでタイヤに関しリスクを冒し、それがいい結果を生んだ。シーズン後半が楽しみだよ。前半戦よりもたくさんのポイントを獲得できるはずだ」

キミ・ライコネン 決勝=6位
「難しいレースだった。でもマシンのフィーリングもペースもよく、プッシュすることができたので、これまでのレースよりずっと楽しかった。昨日の予選でああいうことが起きたことを考えれば、6位というのは僕らが望める最大限の結果だった。スタートの滑り出しはよかったけれど、ザウバーの後ろで貴重な時間を失った。その後、(フェリペ・)マッサのウイリアムズの直後に迫ったが、オーバーテイクすることはできなかった。このサーキットではオーバーテイクは容易ではないし、僕らはストレートでのスピードが足りないんだ。チームとしていい結果が出せたが、あまり喜んでいてはいけない。改善の兆候はあるけれど、望む状態にたどり着くためにはたくさんのエリアでたくさんの作業を行う必要があるからだ。今シーズン、僕らはスタートでつまずいたが、後半戦はよくなると期待している。チームを信じているし、僕らは正しい方向に進んでいる。時間がかかるとしても、いつか結果は出る。僕としては6位からは何も得られない。勝つためにここに来ているからだ。たくさんポイントを取れたけれど、本来僕らがいるべき場所からはまだ遠い。だからがっかりしている。正しい方向に向かっているが、目指す場所まではまだ道のりは遠い」

セバスチャン・ベッテル 決勝=7位
「あまりいいレースではなかった。自分のミスでスピンした。その前にファーストスティントに出たセーフティカーは僕にとってタイミングが悪く、不運だった。トップ4のマシンがポジションを失ったんだ。残念ながら僕らはその後のリスタートで間違ったモードに入り、ポジションをふたつ失った。ダニエル(・リカルド)は今日優勝できてよかったね。僕も嬉しいよ」

バルテッリ・ボッタス 決勝=8位
「3戦連続で表彰台に上っていたから、8番手という結果には満足できない。でもチームとして多少ポイントを獲得することができた。今日はもっといい結果が出せたはずだが、セーフティカー出動のタイミングが不運で、2番手を走っていたのに10番手より下にポジションを落としてしまった。このレースのことを分析してから、次戦に気持ちを集中させる。今シーズンは僕らにもっともっといい瞬間が訪れるはずだよ。僕らは強くなってきているからね」

ジャン-エリック・ベルニュ 決勝=9位
「今回の週末にはとても満足している。いい週末だった。決勝でチームは素晴らしい仕事をしてくれた。セーフティカーが出動した直後に僕をピットに呼び戻し、それからすべてがうまくいった。本当にいいレースができて、一時2位を走っていた時にはすごく楽しかった。最後まで周囲のドライバーたちについていけるだけの速さはないと分かっていたけれど、それでも素晴らしいひとときだったよ。もちろんもっといい順位でフィニッシュし、もっとたくさんポイントが取れればよかったが、それにはマシンのパフォーマンスレベルを向上させる必要がある。でも一歩ずつ目標に近づき、達成できる日も近いと信じている。だからシーズン後半に向けて大きな期待を抱いているんだ」

ジェンソン・バトン 決勝=10位
「ファンにとってエキサイティングなレースになったことは喜んでいる。ただ僕らにとっては厳しいレースだった。今日僕らは正しい決断ができなかった。雨の序盤数周はすごく好調だった。5位という悪くないポジションにまで上がった。でもそこから事態は悪化していった。路面が乾き始めている時に僕らはまた雨が降ると考えた。でも残念ながらそう考えたのは僕らだけだった。路面状態が変化し難しい状況だったが、僕自身はどの路面状態でもすべてをうまくやったと感じている。でも勝利も敗北もチーム全体のものだ。今日のことは過去のものとして前に進もう。完璧なタイミングでサマーブレークを迎える。僕らは望む位置にはいないが、いくつかポジティブなリザルトも達成した。それにチームの全員がこのシーズン前半戦を通して必死に働いてきた。皆がこの休みの間に充電し、その後のシーズン後半をもっといい形で戦えるよう願っている」

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