F1第4戦バーレーンGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
今日は圧勝した。こうなるとは全く予想していなかったよ。レース序盤にはホイール・トゥ・ホイールのすごくタイトなバトルがあって楽しかった。スタートの時点では自分が速いのかどうか分からないんだ。自分自身を含め、皆が混沌としているからね! リードを取ることが大切だった。前回のレースを見れば分かるように、他のクルマの後ろで押さえられてしまうと、タイヤの摩耗に影響するからだ。僕らは昨日の予選からタイヤをセーブしてきた。今日はそのタイヤをうまく活用することが重要だった。どうしても前が空いた状態で走りたいから、必死に首位を取りに行った。レース中のペースもよく、今日はかなり楽だった。チーム全員がいい仕事をしてくれた。ここに来ているスタッフ、表には出てこないけれどファクトリーで働いてくれているスタッフ、そして今日は特に戦略を用意してくれたスタッフの仕事は素晴らしかった。戦略は完全に予想どおりにうまくいった。計算どおりだった。
キミ・ライコネン 決勝=2位
全体的に今週末はレッドブルに勝てるだけの速さが僕らにはなかったと思う。昨日(の予選で)もう少し上のポジションを取れたかもしれないが、それでも彼らの速さにチャレンジし、トップ争いをすることはできなかっただろう。だからこれはいい結果だよ。今日はたくさんポイントを稼いだし、(チャンピオンシップで)セブ(ベッテル)から大きく遅れずに済んだ。昨日(の予選)は完璧にはいかなかった。でも金曜の時点で2回ストップで行く予定だった。やれると思っていたからね。実際今日うまくいき、たくさん順位を上げることができた。スタートも最初の2周もあまりよくなかったけれど、その後、クルマがいい状態になり始め、プッシュできるようになった。
ロメイン・グロージャン 決勝=3位
また表彰台に上れて嬉しい。チームにとって素晴らしい結果だよ。僕は今シーズンの序盤は苦しんできた。でも今週末、大きく進歩し、本来の場所に戻ってこられた。以前よりずっと快適に走れている。頑張ってきたチームの全員が今日の結果で報われたよ。たくさんオーバーテイクをし、その間に何度かヒヤリとする瞬間もあったけれど、すごく楽しいレースだった。11番グリッドから表彰台に乗ることができて、とても満足している。僕らは毎戦入賞し、安定した結果を出してきて、ここで求めていた大きな結果をつかんだ。これからのチャレンジに向けて素晴らしいスタートを切れたよ。
ポール・ディ・レスタ 決勝=4位
フライアウェイの4戦を4位という素晴らしい結果で締めくくることができた。このレースは僕のF1キャリアの中で一番力を発揮できたレースだと思う。表彰台獲得まであと一歩だった。でも戦略の関係で僕らはレース終盤に強い戦いができないことは分かっていた。グロージャンが新品のミディアムタイヤを2セット持っていたのも大きかったね。いいスタートをし、最初のスティントは好調だった。今日は僕らの真の速さを発揮できたと思う。でも4位が僕らに可能な最大限の結果だった。いつか表彰台に乗ることができるだろう。できれば近いうちにその日が来れば嬉しい。でも今は、今日たくさんのポイントを獲得できたことに満足できる。チーム全員に心から感謝している。最高の週末だった。僕らはクルマの力を100パーセント引き出せたと思う。
ルイス・ハミルトン 決勝=5位
本当に、本当に嬉しい。ものすごくハッピーだ。レース序盤は最悪だった。いいスタートを決めたいと思っていたのに、スタートは大失敗だった。その後のペースもすごく遅かった。全くスピードがなかった。クルマに何をしても、全然速くならなかった。でも2回目のピットストップの後、突然何かが変わったんだ。突然クルマの反応が変わり、またプッシュできるようになった。予選でギヤボックスを換えた時に何かが起きて、それが自然と直ったとか、そういうことじゃないかな。レース序盤は無力で全く戦えなかった。でもその後、オーバーテイクができるようになった。最高だったよ。突然クルマが素晴らしい状態になったんだ。今日の結果にはとても満足している。難しい週末だったが、それを乗り越えて5位をつかめた。ダメージを最小限にとどめられたよ。終盤のマーク(・ウエーバー)とのバトルはものすごく楽しかった。ポイントが必要だったから、絶対に抜こうと心に決めていた。ホイール・トゥ・ホイールのクリーンな素晴らしいバトルだったね。序盤4戦で僕らが成し遂げた結果をとても誇りに思っている。ドライバーズチャンピオンシップで3位になれるなんて、全く予想していなかった。でももっとパフォーマンスを向上させるため、これからも努力し続けるよ。今のところ、ぎりぎりのところでついていっているけれど、さらに一歩前進できれば、前とのギャップを縮められる。
セルジオ・ペレス 決勝=6位
最高のレースだったよ。ものすごく楽しかった。何よりもまず、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームに感謝しなければならない。このところ難しい時期を過ごしてきたけれど、彼らは常に僕をサポートしてくれた。全体的に堅実な週末を送れたと思う。クルマの力を最大限に引き出して、素晴らしい戦略で走り、タイヤをうまく労わり、貴重なポイントを手に入れた。今日僕は少しアグレッシブすぎたかもしれない。ジェンソンのマシンとホイール同士をぶつけたのは少しリスキーだったかもしれないね。でもチームは一度も無線でバトルをやめるよう言ってこなかった。チームオーダーは全くなかった。彼も僕と同じぐらいアグレッシブだったと思う。やりすぎだったかもしれない。僕らはふたりともレースを途中で終える羽目になったかもしれないんだ。ふたりともアドレナリンがほとばしっていた。ジェンソンはいつもすごく手強いレーサーだ。でも今後は互いにもう少し助けあっていければと思う。彼はレース後は冷静でフレンドリーだったからよかった。素晴らしいドライバーであると同時に素晴らしい人物だから、驚くようなことではないけどね。
マーク・ウエーバー 決勝=7位
序盤はそれほど悪くなかった。でもセカンドスティントで他のクルマを抜いていくのにかなり時間がかかった。コースに復帰してからの最初の数周をアグレッシブに走り、それによってポジションを上げたけれど、それがタイヤのダメージにつながった。そのためにセカンドスティント終盤のペースは悲惨で、他のふたつのスティントに影響した。レース中盤には表彰台に上れるかもしれないと思ったけれど、その後はペースをコントロールしなければならず、戦うこととタイヤをセーブすることのバランスをうまくとって走らなければならなかった。終盤、他のドライバーたちが僕より先にピットインしたが、それでは十分ではなかった。他のドライバーたちと激しく戦えば、タイヤがだめになってしまう。でも戦わなければ、抜かれてしまうんだ。終盤にはルイス(・ハミルトン)ととてもいいバトルをした。ふたりともタイヤがもう残っていなかったが、その条件の中でできる限り戦おうとした。
フェルナンド・アロンソ 決勝=8位
今日はあまり運に恵まれなかった。僕もフェリペも今日の午後まではとてもポジティブな週末を過ごせていたのに、最終的にこういう結果に終わり、本当に残念だ。フリープラクティスでも予選でも僕らには競争力があった。ふたりともいいレースができると期待していたんだ。最初の数周を終えた後、リヤタイヤがだめになっているのに気付いた。その時ピットウォールからDRSがスタックしていると知らされた。最初のピットストップで直すことができず、もう一度ピットに入らなければならなかった。その後は、DRSは使うなとピットウォールから指示された。それによってレースに影響が出た。順位を回復していこうとしたが、DRSなしにオーバーテイクができる場所を見つけるのは本当に難しかった。それに後方にポジションを落とし、集団の中で走ると、タイヤのデグラデーションを管理するのがより一層難しいんだ。僕もフェリペも問題が発生しなければもっと上位でフィニッシュできたはずだ。クルマはとてもよく反応していて、間違いなくこの4年間で一番いい状態だったからね。でもいいレースをするためにはたくさんの要素が関係してくるし、その中には運も含まれている。すぐに運の帳尻が合うよう願っている。僕のホームレースである次のバルセロナでそういう流れになってくればいいね。バルセロナのコースはオーバーテイクが楽ではないから、いい予選をすることがいつも以上に大事だ。最前列からスタートすることが重要になるよ。
ニコ・ロズベルグ 決勝=9位
僕にとっては厳しい一日だった。ポールポジションからスタートしたのは最高の気分だっただけに、9位フィニッシュに終わったのは辛かった。今日はクルマを快適に感じることができなかった。走っていてもあまり楽しくなかった。第3スティントの終盤に4回ストップに変更したけれど、それでもだめだった。リヤタイヤを使いすぎて、終盤には本当に苦しみ、プッシュすることができなかった。これからやるべきことが山ほどある。予選で発揮したペースに匹敵するようなパフォーマンスをなぜレースで見せられなかったのか、集中的に調べる必要がある。ヨーロッパラウンドが始まる前に、前進を果たせるよう願っている。
ジェンソン・バトン 決勝=10位
無線で(ペレスを落ち着かせるようにチームに)強く言った。あの時は感情が高ぶっていたけれど、今も全く同じ気持ちだ。今日は素晴らしいバトルが繰り広げられていた。唯一それをしていなかったのはチェコだ。彼はアグレッシブすぎたと思う。300km/hで走っているときに、チームメイトに並びかけられてホイールを当ててほしくはない。少し驚いたよ。そう感じているのは僕だけじゃないと思う。あれはカートでやるようなことだ。普通は成長してああいう走りから卒業するものだけどね。今日はあまりいい一日ではなかった。レースはとても楽しかったけれど、チェコへのディフェンスのためにタイヤを使ってしまい、思ったような結果を出せなかった。今日はたくさんのバトルがあったためにタイヤをうまく持たせることができなかった。2回目のピットストップの後、ロメイン(・グロージャン)とバトルをし、順位を上げるのに苦労したのも原因のひとつだ。でもクリーンなバトルがたくさんできた。チェコはちょっと乱暴で、少し普通ではなかったと思うけれど、彼は全体的にいい仕事をしたし、ペースもよくタイヤをうまく管理して走った。だからおめでとうと言うよ。今日はふたりでボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームのためにとても貴重なポイントを取れたわけだからね。
