F1第12戦ベルギーGPは金曜日2回目のフリー走行が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップタイムをマーク。2、3番手はティモ・グロック(トヨタ)、キミ・ライコネン(フェラーリ)となった。トヨタのヤルノ・トゥルーリは7番手、ウイリアムズの中嶋一貴は15番手となった。
上位6台がマクラーレン、トヨタ、レッドブル、ルノー、フォース・インディアと別々のチームが0.3秒で並び、各チーム接近したプラクティスセッションとなった。
現地時間14時からの2回目のフリー走行は、午前の走行からは打って変わって、天気は晴れ、路面もドライとなり、気温18℃、路面温度27℃でセッションは開始となった。開始早々、各車がインスタレーションラップをする中、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)はピットにとどまる。
インスタレーションラップを終え、11台がタイム計測に入るが、ルカ・バドエル(フェラーリ)のマシンから外れたホイールフェアリングの回収のために赤旗中断となる。
回収が済んだ14時09分にセッション再開。1回目のプラクティスではタイム計測を行わなかった、ハミルトン、ベッテル(レッドブル)も計測を行い、開始から30分を迎えようという時には全車がタイムをマークしている。
セッション半分を終えた45分の時点で、トップはマーク・ウエーバー(レッドブル)の1分47秒484。ウエーバーから4番手ハミルトンまでが47秒台、48秒台は5番手フェルナンド・アロンソ(ルノー)から14番手のロバート・クビカ(BMW)まで。15番手ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)から19番手のジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)まで1分49秒台だが、バドエルが唯一1分50秒077で50秒台となっている。
セッションも大詰め残り10分となるところで、グロックがタイムを更新、1分47秒217をマークしてトップに立つと、他のドライバーも続々と最後のアタックでペースアップ。最終的にはハミルトンがトップタイムとなる1分47秒201を出し、ライコネンも3番手までタイムを伸ばして、ハミルトン、グロック、ライコネンというトップ3となった。
4番手はウエーバー、ルノーの新人ロメイン・グロージャンが5番手と健闘。6番手フィジケラまで、それぞれ別のチームが0.3秒の間に入り、明日以降の各チームの争いが期待できそうな展開となった。
