F1第6戦モナコGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ルイス・ハミルトン 予選=1位
「初めてモナコでポールポジションを取ることができた。長い時間がかかったけどようやく実現したよ! 今日はタイヤをうまく機能させるのが難しかった。アウトラップを走り、ウォームアップラップを走り、それからアタックラップに入らなければならなかった。どちらのタイヤでもだ。今日は僕にとって大きな意味のある一日だ。これまでモナコでは全くだめだったからね。いいマシンで走っていた時もあったが何かしらの障害にぶつかった。マシンに力がない時もあった。この数年モナコに住んでいるから、このポールポジションはなおさら特別なものに感じる。まだやるべき仕事が残っている。まだ半分しか成し遂げていない。精神的にも肉体的にもきついレースになるだろうけど、楽しみにしている。チームに心から感謝したい。このマシンのパフォーマンスはずばぬけて優れている。彼らが懸命に努力してくれているからだ。モナコで前回獲得したポールポジションは2006年GP2の時だ。明日の決勝ではポールのアドバンテージを生かせると期待している」
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
「今日はいい形で予選をスタートし、Q2はうまくいった。でも最後にいいリズムを失った。残念だよ。かなりプッシュしなければならず、少し限界を超えてしまった。今日ルイス(・ハミルトン)はいい仕事をした。残念だが今回優勝するのはかなり難しくなってきた。それでも今夜、バルセロナでの自分のスタートを思い描き、明日も同じようにうまく決められるよう願うよ」
セバスチャン・ベッテル 予選=3位
「3位に満足だよ。今日は誰もがタイヤの温度を上げるのに苦労していたようだ。このタイヤはスーパーソフトだというのにおかしいよね。この問題に一番苦しんでいないのがメルセデスのマシンで、そのためにギャップが大きくなったのだと思う。木曜に雨が降ったことの影響はない。誰もが同じ条件だからね。でも今日は気温が低く、それがよくない影響をおよぼしたと思う。そうはいっても言い訳を探すつもりはないよ。明日は3番グリッドからスタートする。イン側のラインだ。何が起こるか分からないし、いいスタートを決めたいと思っている。そうすれば前のマシンのうち1台を抜けるかもしれない。2台は難しいかもしれないけどね。ルイス(・ハミルトン)もいいスタートをするに違いないし、それができなければブロックしてくるだろう。ライバルとのギャップは相変わらずあるけれど、失うものよりも得られるものの方が大きいはずだ」
ダニエル・リカルド 予選=4位
「がっかりしている。3位を獲得できたはずだったからね。最後のラップをスタートする時に来たピットウォールからの指示に誤りがあり、それによってチャンスを失った。モナコではグリッドポジションがひとつ上がるだけでメリットが大きい。それでもいい位置ではあるからアタックすることはできる。明日の決勝では表彰台を狙っていくよ。このサーキットを走るのが大好きなんだ。縁石を使って格闘しなければならないけれど楽しい。明日はエンジョイしていくよ。チームは僕が実際とは違うエンジンモードで走っていると思った。それで標準的な変更をするよう言ってきて、それによって正しいモードでなくなってしまった。ラップをスタートする時、パワーが低下するのを感じた。それで間違ったモードだと気付いた。すぐに戻したんだけど遅かった。ターン1までにコンマ2秒失ったんだ。すべてが遅かった。いつもはスイッチを変える指示はターン16あたりで来るから、十分時間がある。でも今回は最後からふたつめのコーナーで指示がきたから、あわててスイッチをいじった。そしたら最終コーナーを抜けた時に、パワーが適切な状態でないことに気付いた。3位に入れたはずだ。これ以上ないほどがっかりしている。でもエンジニアたちのために公平に言えば、こういうことが起きたのは初めてだ」
ダニール・クビアト 予選=5位
「チームにとっていい予選結果が出せた。もちろん望んでいる位置ではないけれど、それでも前進し、正しい方向に向かっているのは確かだ。明日の決勝に向けていいポジションにつけることができた。予選の雨の影響はあまりなかった。でも明日の決勝で降るのかどうかを見ていく必要があるね」
キミ・ライコネン 予選=6位
「午前中のアクシデントが予選に影響したことはないと思う。マシンはずっととてもよく機能している。ただ、タイヤをうまく機能させることに苦労した。いいタイムを出すには何周かうまく走る必要があるんだ。今日の最後のランではトロロッソに引っ掛かったためにかなり遅いペースで走らざるを得ず、それで戻って来ることにした。今日は速さはあったがクリーンなラップを走る機会に恵まれなかった。あまりいい一日ではなかったし、それによって明日支払わなければならないツケは大きい。何ができるか見ていくよ。いいスタートを決めて、そこから前を目指したい。簡単ではないだろうけどね。ここではレースの最初から最後までずっとトラフィックの中で走らなければならない可能性が高い。オーバーテイクが本当に難しいんだ。だから今日の結果には本当にがっかりしている。(Q3最初のランの)1セット目のタイヤでは全くグリップがなかった。2度目のランでは問題は感じなかったけれどトラフィックに阻まれた。最悪だった。マシンの感触はいいのに、なかなかタイヤの温度を上げることができないんだ。毎戦うまくいかないから、何か対策を取って改善する必要がある。決勝に向けていいポジションを確保することができない。後方からスタートすることによって、決勝で苦労する。何台も抜いていくことに時間を費やして、トップ争いに加われなくなるんだ」
セルジオ・ペレス 予選=7位
「7番手を獲得できて本当に嬉しいし興奮している。モナコでの予選は最終的な結果の90パーセントを決定づけると僕は昔から考えている。だから(予選で)強くあることが重要なんだ。ここで速くあるためには、マシンと自分自身に自信を持つ必要があって、今日の僕にはその両方があった。Q3進出だけでもチームの努力が実ったといえるけど、しかも7番手だ。つまり決勝に向けてすでに多くの仕事をこなしたということになる。雨を心配してQ3の序盤で出て行き、とてつもないメガラップを走った。路面の改善とともに他のライバルたちがタイムを更新するんじゃないかと気がかりだったが、幸いそうはならなかった。明日は貴重なポイントを手にいれるチャンスになる。モナコの日曜日には何が起きてもおかしくないと分かっているけれど、クリーンなスタートを切って、1周目をうまく走ることに集中するよ」
カルロス・サインツJr. 予選=8位
「FP1、FP2、FP3での位置を考えると今日の予選8番手は残念にも思えるが、明日のレースでポイント争いをするため、Q3進出を目指してきたのだということを思い出さないとね。今日はその目標を達成したんだ。実際モナコのデビュー戦で8番手になれたことにはかなり満足だし幸せな気分でいたんだ。でもQ1の計量で止まらなかったためピットレーンからスタートしなければならないと、スチュワードが決定した。とても残念だ。明日の78周のレースは、さらに厳しいものになるだろう。モナコではオーバーテイクがとても難しいからね。それでもベストを尽くすよ。ピット入口の赤信号が見えない位置にあって、見えた時には遅かった。次の時には計量にちゃんと止まったよ。信号の位置を変えるべきだ。見えなかったんだから」
パストール・マルドナド 予選=9位
「悪くなかったよ。変更がうまくいったおかげで、マシンの感触は午前中よりよくなった。もっと上を狙えたとも思うが、最後のアタックに向けてコース上のスペースを確保するためにしばらく待たなければならず、そのために全てが少し冷えてしまったんだ。8番手はスタートする上で強力なポジションだし、明日は僕らにとっていいレースになると感じている。(注:カルロス・サインツJr.がピットレーンスタートになり8番グリッドに昇格)」
マックス・フェルスタッペン 予選=10位
「このモナコで予選10番手というのにはがっかりしている。Q1とQ2は既にタイヤに悩まされ始めていたとはいえ、それなりによかった。だけどQ3ではタイヤの温度を上げるのが本当に難しかったんだ。グリップが全くなく、ロックアップが多くなり、最後のアタックでは新品タイヤでも0.08秒しかタイムを上げられなかった。この件はよく調査し、確実に原因を理解しなくてはならない。明日のレースでは今日のリザルトから最大の結果を出す努力をするが、簡単ではないだろうね。いいスタートを切ってトラブルを避け、さらなるポイント獲得をかけて戦いたい」
