2012年F1第8戦ヨーロッパGP予選の公式予選Q1は、ウイリアムズのパストール・マルドナドがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は15番手でQ2に進んだ。
20分で争われた予選最初のQ1は気温25度、路面温度44度のドライコンディションでスタート。セッション序盤は上位勢がミディアムタイヤで走行を行い、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップに浮上。フェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソのフェラーリ勢が2、3番手で続き、ミハエル・シューマッハー、セバスチャン・ベッテル、小林可夢偉が後につけた。
しかし後半は、フォース・インディアやウイリアムズ勢に加えザウバーのセルジオ・ペレスもソフトタイヤを投入。その結果、ウイリアムズのマルドナドがトップに立ち、フォース・インディアのポール・ディ・レスタとニコ・ヒュルケンベルグが2、3番手に。最後までタイヤを温存した可夢偉は15番手までポジションを落としたものの、Q2進出を脅かされることはなかった。
一方、直前のフリー走行を走れなかったレッドブルのマーク・ウエーバーは、最初のコースインからソフトタイヤを投入するが、一向にノックアウトゾーンから抜け出せず、最後も途中でアタックを諦めるかたちで19番手に沈んでしまった。
ケータハムのヘイキ・コバライネンはトロロッソのジャン−エリック・ベルニュをノックアウトし3戦連続でQ2に進出。なお、マルシャのティモ・グロックは体調不良が再発し、今回の予選には参加しなかった。