F1第11戦ヨーロッパGPは22日、スペイン・バレンシアのストリートコースで3回目のフリー走行が行われ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがトップタイムをマークした。2番手にはウイリアムズの中嶋一貴がつけ、3番手はBMWザウバーのロバート・クビカとなった。トヨタ勢はヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックは16番手となっている。

 レースウィーク2日目を迎えたバレンシアは初日を上回る快晴のもと、現地時間午前11時より3回目のフリー走行が行われた。セッション開始時の気温は27度、路面温度は35度というコンディションだ。
 セッションは60分。開始10分過ぎから本格的なアタックラップがスタートすると、まずはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が先頭をきってタイム計測を行い、1分42秒103をマークする。ハミルトンは他のドライバーと同じく今回持ち込まれたスーパーソフトとソフトの2種類のタイヤのうち、固い方のソフトタイヤを装着している。

 その後タイムシートの上位はセッション中盤にかけて目まぐるしく変化を見せ、計測されるタイムも上位15台までが1分40秒台と僅差のバトルに。前日のフリー走行2回目で3周しか走れなかったハミルトンもマシンは完全に復調した模様で、ライバルに先駆け早くも1分39秒台のタイムをマークしてくる。
 開始から30分、ここまで順調に推移していたセッションに異変が起こる。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが最終セクターで突然スローダウンに見舞われ、マシン後部からはオイルらしきものが漏れ出す。ベッテルのマシンはピットレーン目前でストップし、ここで赤旗が振られることとなった。この時点のトップはフォース・インディアのエイドリアン・スーティルでタイムは1分39秒897。

 赤旗による中断は漏れた液体の処理などで予想以上に時間を要し、セッションが再開されたのは残り5分。コースオープンとともにベッテルを除く全車がスーパーソフトタイヤを履いてコースインする。ここでトップタイムをマークしたのはフォース・インディアのスーティルでタイムは1分39秒143。ウイリアムズの中嶋一貴も僅差の好タイムをマークしたが、スーティルには0.104秒届かず。その後方3番手にはクビカがつけ、マクラーレンのヘイキ・コバライネン、ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)と続いた。
 フォース・インディアは僚友のジャンカルロ・フィジケラも6番手と予選への期待が高まる結果に。ルノーのロメイン・グロージャンは先輩フェルナンド・アロンソを上回る10番手、フェラーリのルカ・バドエルはトップから3秒落ちの20番手で午後からの予選に臨むこととなった。

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