F1の今季第11戦ヨーロッパGPは21日(金)、スペイン・バレンシアの市街地コースで幕を開け、金曜午前のフリー走行1回目はルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がトップタイムをマークした。2、3番手はヘイキ・コバライネンとルイス・ハミルトンのマクラーレン勢がつけた。トヨタの2台は18、19番手、ウイリアムズの中嶋一貴は7番手となっている。

 前戦ハンガリーGPからおよそ1ヶ月に渡る夏休みが明け、シーズンはここバレンシアからいよいよ後半戦がスタート。フェラーリはハンガリーで頭部負傷の怪我を負ったフェリペ・マッサの代役としてテストドライバーのルカ・バドエルを起用。出場停止処分に対しての控訴が認められ今レース出走となったルノーは、チームを離脱したネルソン・ピケJr.に代わりフランス人のロメイン・グロージャンを今回から起用している。(下記関連ニュース参照)

 現地時間午前10時に始まったフリー走行1回目の天候は晴れ、気温25℃、路面温度は29℃。コース上には穏やかな日差しが差し込み、セッションはドライコンディションのもとでスタートを切った。序盤は多くのマシンがインスタレーションラップのみの走行に留まり、タイムを計測を行ったのは5台ほどとセッションはいつも通りに静かな立ち上がりを見せる。

 セッションが本格的に動き出したのは開始30分を過ぎてから。そのなかで積極的に周回を重ねたフェラーリのバドエルは、ストリートコース特有の滑りやすい路面もあって時折タイヤをロックさせるなど、思ったようにタイムを上げられない。バドエルは結局トータル25周を走り、1分45秒840というタイムで20番手。チームメイトのキミ・ライコネンも1分43秒384の10番手で最初のセッションを終えることとなった。

 このセッションで好調なスタートを切ったのはマクラーレンとブラウンGPの2チーム。ブラウン勢はバリチェロがセッション終盤に1分42秒460をマークしてトップに立ち、僚友ジェンソン・バトンも4番手につけた。一方のマクラーレンもコバライネンが僅差の2番手につけ、ハミルトンも同じく1分42秒台のタイムで3番手につけるなど前戦からの速さをキープするかたちとなった。ブラウンGPとタイトルを争うレッドブルの2台は、セバスチャン・ベッテルが5番手、マーク・ウエーバーは8番手タイムとなった。

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