F1第16戦ロシアGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ルイス・ハミルトン 予選=1位
「この美しい場所に来てこのサーキットでレースができるのがとても嬉しい。走っていて楽しいコースだ。今日のプラクティス走行では特別なラップを走ることができた。予選ではそれが難しいように思えたが、改善することができて喜んでいる。ラップを走り切り、うまくやれたことを祈っていた。チームからの(ポールポジションだという)連絡を受けて本当に安心した。最高の気分だったよ。(Q3終盤)エンジニアから「コースが遅くなってきているようだ」というメッセージを受けたが、タイムを更新することができた。FP3ほどいい感触ではなく、いいアタックを決めるのが、なぜかプラクティスの時より難しかったけれど。このコースは中速、高速のコーナーがほとんどで、ダウンフォースが必要だ。だから明日は難しいレースになるだろう。ターン1までは距離があるから、オーバーテイクのチャンスがあることを意識する必要がある。土曜最初の走行の時、大勢の観客が来てくれているのを見て嬉しかった。明日は彼らにいいショーを見せたい」
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
「難しい予選だった。いろいろな物事に適応する必要があったんだ。このコースは新しく、独特だ。路面がとてもスムーズでタイヤが長持ちする。今日は単純にルイス(・ハミルトン)の方が速かった。僕としては明日いいスタートを決めなければならない。フロントロウからスタートできるのだから、悪いポジションではない。今週末はずっとルイスの方が速く、なんとか近づこうと努力してきたが、コンマ2秒差までしか迫れなかった。これは事実だから受け入れなければならない。エキサイティングなグランプリになるだろう。ストレートではオーバーテイクのチャンスがあるし、コース上でたくさんのアクションが見られるはずだよ」
バルテリ・ボッタス 予選=3位
「最初のふたつのセクターでタイヤを使いすぎて、最後の数コーナーでタイヤがだめになってきた。ラップ終盤にタイムを稼ぐのは難しくなってきた。それでリスクを冒しすぎて、ラインを外してしまった。それによってフロントロウのチャンスを逃したかもしれない。今週末、メルセデスは最終セクターでかなり強いから、僕がポールを獲得できたとは思わない。でもあのラップがうまくいっていたらどこまでやれたのか、見てみたかった。でもグリッドのクリーンな側からスタートできるというメリットがある。新しいトラックではラインを外れたところにはたくさんのダートがあるから、これは大きなメリットになり得る。3位はいい結果だし、僕らはレースペースもいい。明日はメルセデスと戦い、また表彰台を獲得できるといいね」
ジェンソン・バトン 予選=4位
「昨日のFP1とFP2の際にはオプションタイヤでもプライムでも強かったのに、今朝のFP3では、あまり燃料を積んでいなかったにもかかわらず、昨日より悪くなっていた。僕らの選んだセットアップではマシンがうまく機能しなかったんだ。それでも懸命に努力を続け、問題解決にあたり、予選を迎える段階でマシンはかなり向上していた。FP3ではケビン(・マグヌッセン)にはトラブルがあり、マシンの速さもなく、最悪な状態だった。セットアップを考え直し、一部を金曜の状態に戻したところ、予選では一貫して速さを見せることができた。4位は悪くない結果だよ。昨日の時点では4位あたりを期待していたけれど、今朝はQ3に進出するのが難しいと考えていた。だからこのポジションに満足だ。明日の決勝は予想がつかない。ロングランはとても好調だったが、何回のピットストップが主流になるのか定かではないんだ。ロックアップするとタイヤにフラットスポットができてしまい、1回ストップで走り切るのは難しくなる。単純な状況ではないということだ。明日はスタートからバルテリ(・ボッタス)の前に出ることを狙っていくよ。昨日も今日も彼はいいペースを見せているけれど、概して日曜には金曜や土曜から状況が大きく変わるものだ」
ダニール・クビアト 予選=5位
「母国で予選5位を獲得できて最高の気分だ。昨日の時点で期待は持っていたし、今日すべてを完璧にやり遂げて、自分にとっての予選ベストリザルトを獲得できたことをとても喜んでいる。マシンの感触がとてもよく、すべてがうまくいった。チームに感謝したい。今年は何度か予選でいい走りをしてきた。ドライビングの面では今日はベストの部類に入ると思うけれど、何か魔法を見つけ出したというわけじゃない。いつもどおりのことをしていただけだけど、今日は5位を獲得できた。僕は高速サーキットの方が好きだから、ここに来る前は今回は苦労するかもしれないと思っていた。でも実際にはこのコースは僕にすごく合っていたみたいだね。(今日は)マクラーレンとはラップタイムがかなり近かったから、彼らとは戦えそうだ。(決勝では)何が起こるか分からない。チャンスを必ず生かすつもりだよ。明日の決勝ではベストを尽くし、5位以上で完走することを目指す」
ケビン・マグヌッセン 予選=6位
「今日はいい一日ではなかったね。FP3は全くうまくいかなかった。ジェンソン(・バトン)も言っているように、セットアップの方向性を間違ったんだ。でも午後には好転し、Q1でもQ2でもいい感触を持てた。なのにQ3ではマシンのフィーリングがかなり難しくなってしまった。そのためにQ2で自分が出したタイムに近づくこともできなかった。Q3最初のランは1周アタックの予定で走っていたが、ミスをしたためそのラップを諦めてピットに戻った。マシンに問題があったのではない。ミスをしただけだ。でも2回目の走行ではFIAの燃料流量計において問題が出たためにQ2の時よりエンジンのパワーを下げなければならなかった。ここではいつもよりペースがいいから、(ギヤボックス交換により)5グリッド降格ペナルティを受けるのは残念だ。でも決勝中に順位を上げていけると期待している。かなり後方(11番グリッド)からのスタートになるから楽ではないだろうが、少なくともここではオーバーテイクが可能だ。さらにDRSゾーンはうまく利用できそうだし、ターン2へのストレートはとても長い。ロングランペースも悪くなかったので、順位を上げられると自信を持っている」
ダニエル・リカルド 予選=7位
「このコースは1周をまとめるのが難しい。新しいトラックにしてはグリップがとても高いが、同時にグリップについて見極めるのが難しいんだ。乗っていてこういう感じになることはあまりないんだけど、面白いし新しいチャレンジだよ。フロントをうまく機能させて、グリップを引き出そうとしていた。そしたら最後のラップでリヤがなくなった。ひたすらプッシュしていたら、タイムは縮まってきたが、Q3では少し状況が違った。終盤にタイヤがだめになってしまったんだ。最後のアタックでリヤのグリップがなくなった。全般的にはどんどんタイムが改善していく傾向にあったんだけどね。昨日よりいいポジションに来たけれど、7位より上を狙っていた」
フェルナンド・アロンソ 予選=8位
「いつもより難しい予選だった。少なくとも、トップ勢と戦えた過去2戦に比べると苦労した。 今のところここでは競争力を発揮できずにいる。マシンは問題ないし、セットアップはほとんど変えていない。すべてのセクターで遅れているので、特定の問題点を指摘することはできない。単純に僕らより上位のマシンの方が速かったというのが真実だ。ここでは1周ごとにグリップが向上していく。ピットレーンの速度制限が60km/hに引き下げられたので、あらゆる面から考えて決勝は1回ストップとなるだろう。セーフティカーが状況の変化をもたらす可能性はあるが、決勝結果を決定づけるのはスタートと1コーナーになると思う。レース序盤の戦いのために万全の準備をしなければならない」
キミ・ライコネン 予選=9位
「金曜は苦労したけれど、それに比べると今日はうまくいった。マシンにたくさんの変更を加え、それが機能したことでマシンが大幅に改善し、速さを発揮できた。もちろん目指していたポジションではないけれど、金曜から一歩前進したし、決勝に自信を感じる。でもまだ特に最終セクターでフロントエンドに多少苦労しているから、速いラップをうまくまとめるのが簡単ではなかった。それでも明日は戦いに加わり、いくつか順位を上げるために全力を尽くす」
ジャン-エリック・ベルニュ 予選=10位
「理由は分からないのだが、今日はものすごく遅かった。1周の中のあらゆる場所でロスをした。どこかに問題があって、マシンの力を最大限に引き出せなかったのではないかと思っている。データをすべてチェックして、何が起きていたのかを突き止め、明日速さを取り戻したい」
