F1第16戦ロシアGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「いい一日だったし、最高の週末だった。この素晴らしいチームの仕事に貢献できたことを誇りに思う。メルセデス・ベンツのため初のコンストラクターズタイトルを獲得できたのは大きな功績だ。イギリスとドイツのスタッフにお祝いを言いたい。僕らが歴史を刻んだんだ。今日はレースを通してタイヤをうまく管理しなければならなかった。燃料の管理はそれほど大変ではなかった。マシンの感触は素晴らしくて、それほどプッシュする必要がなかった。終盤にニコ(・ロズベルグ)が2番手に上がってきた時も、彼のタイムに合わせて走ればよかった。ロシアの週末は本当に楽しかった。素晴らしい場所だ。シーズンここまでの中で最も好きな場所のひとつだから、初開催のレースで勝てて本当に嬉しい。ファンも素晴らしかった。これほど多くのファンがいるとは知らなかった。グランドスタンドを観客が埋め尽くしていて、皆楽しんでいるんだ。オーガナイザーもレイアウト、路面、イベントそのものに関し、とてもいい仕事をした。彼らに敬意を表する。今週はずっと、ひとりの人物のことが僕の心を占めていた。それはジュール(・ビアンキ)だ。もちろん僕らチームは興奮と幸せに満ちている。でも今週末はマシンに乗り込むたびに、彼とご家族のことを考えていた。毎日彼のために祈っている。意味があるかどうか分からないが、この勝利を彼とご家族に捧げることができれば嬉しい。どんなものであれ、ポジティブなエネルギーが助けになることを願っている。チーム全員でポジティブな気持ちを彼に送ろう。ポジティブなエネルギーは実際に存在するのだから」

ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「僕らはワールドチャンピオンだ! チームとメルセデス・ベンツファミリーにとって素晴らしいことだ。本当にハッピーだよ。今日、僕らは歴史を作った。全員の努力に感謝する。そしてこの偉業を成し遂げるためにスタッフを僕らの元に送り出してくれた彼らの妻たち、夫たちにも感謝したい。このチームが苦労してきた時代を僕はよく覚えている。だからこそ、今、F1でこれほど圧倒的強さを見せていることが嬉しい。一方で僕としては複雑だ。今日のレースは本当に厳しかった。1コーナーでめちゃくちゃになってしまった。ミスを犯してしまった。あれは僕のコーナーだったし、僕がトップに立っていたはずだった。ものすごくがっかりしている。ブレーキングを遅らせすぎたんだ。全く不必要なことだ。それでフロントタイヤにフラットスポットを作り、バイブレーションが起きてそのまま走り続けることができなくなった。ピットに入ってプライムタイヤに履き替えた後は、とてもいいペースで走れた。レース中盤、デグラデーションが出てくるだろうと思ったが、すぐに落ち着き、プッシュすることができた。(バルテリ・)ボッタスをオーバーテイクし、終盤になっても飛ばすことができた。でもチームはフィニッシュ直前になってタイヤがだめになるのを心配し、ペースをコントロールするよう指示してきた。2位でダメージを最小限に抑えることができた。残り3戦、この最高のチャンピオンマシンで走るのが楽しみだ」

バルテリ・ボッタス 決勝=3位
「メルセデスと優勝争いをするつもりでレースに臨んだのだが、彼らのレースペースには驚かされた。僕らとしては3位でまた表彰台に上れたことに満足しなければならない。序盤はかなり好調に思えたし、実際ルイス(・ハミルトン)からそれほど離されることもなく、すべてが予定どおりに運んでいた。タイヤの感触もよかった。でも突然リヤタイヤがだめになり始め、ペースが落ち、苦労するようになって、ルイスに逃げられてしまった。その後、プライムタイヤに交換したが、このタイヤはうまく機能するような状態になるまでにものすごく時間がかかった。でも終盤にはだんだんよくなってきて、最終ラップに自分のベストラップを記録した。すごく変な感じだった。(ニコ・)ロズベルグがすぐ後ろに来ているのを知らなかったので、仕掛けられて驚いた。でもいずれにしてもあの時点では彼の方がペースがよかった。僕の場合、プライムタイヤがいい状態になるのに10周はかかったから、遅かれ早かれ彼にとらえられただろう。終盤、タイヤの状態がよくなったので、彼との差を縮めていったが、その時点でギャップはあまりにも大きくなっていた。ドライバーズランキング4位になれて嬉しい。この勢いを維持してアメリカGPに臨む」

ジェンソン・バトン 決勝=4位
「悪くない一日だったね。僕らはマシンの力を目いっぱい引き出したと思う。1周目のターン3で、フェルナンド(・アロンソ)とかなり近くなった時にはひやっとしたけれど、それ以外は淡々としたレースだった。同じタイヤでこれほど長く走れるというのは変な感じだった。プライムはいつまででも走れそうだったよ。その点では昔のレースに戻ったみたいだった。オースティンの路面もここと似ているから、タイヤウエアがどうなのか見てみたい。今年は僕らにとって厳しい年になっているけれど、この数戦、改善しているのは間違いない。4位と5位という今日の結果はここ最近ではベストだし、ケビン(・マグヌッセン)とふたりで22ポイントを稼げたのは、コンストラクターズ選手権においてとてもいいことだよ。そうはいっても、表彰台に立てない限り満足することはできない。F1ではそれが当然だ。でも今日マシンの力を最大限に引き出したのは間違いない。レースペースはよかったし、近いうちにもっといい結果を出せるよ」

ケビン・マグヌッセン 決勝=5位
「スタートから全力でプッシュしようと決めていた。11番グリッドからできるだけ順位を上げることを目指し、それがうまくいった。1周目は最高の出来で、あっという間に5番手まで上がった。でもその後、特にレース後半は、燃料をセーブしなければならなかったことがかなり影響した。これといって何も起こらないレースで、ゆったりした日曜のドライブって感じだったよ。燃料を節約するために、コーナーの200メートル手前からパワーを緩めていた。誰も後ろから追いついてこないのには本当に驚いたけれど、後ろのドライバーたちも同じ問題を抱えていたんだろうね。全体的に見て5位には満足している。ジェンソンは予選も決勝も4位だったから、ふたつの意味で素晴らしい結果だ。僕らふたりで貴重なコンストラクターズポイントを大量に獲得したし、僕らのマシンが着実によくなっているのがはっきりしたからね。いい週末だったよ。予想していたよりも速さがあったので嬉しかった。シーズン終盤に向けてさらに改善するため、努力していく必要がある」

フェルナンド・アロンソ 決勝=6位
「週末の初めから競争力を発揮できずにいたが、今日のレースにはその状態がそのまま表れていた。マシンはレースの最初から最後までよく動いてはいたけどね。燃費の管理という面で、レースの間ずっと苦労した。特に終盤は燃料をセーブしなければならず、厳しかった。ピットストップの際にフロントジャッキがきちんと動かなかった。でもこの問題がなかったとしても、最終結果に変わりはなかっただろう。マクラーレンの方が速かったからね。(マクラーレンを倒すのが)可能だったとは思わない。ファーストスティントでジェンソン(・バトン)について行こうとしたが、その時僕の方は目いっぱいの走りをしていたけれど、彼らはペースをコントロールしていたようだ。ピットストップの後、ケビン(・マグヌッセン)の後ろでコースに戻った。プッシュしようとしたが、彼は簡単にギャップを広げていった。今日の僕らには6位という結果が妥当だ。もっと改善する必要がある。スタートではリスクを冒した。いくつかポジションを上げるチャンスがあると分かっていたからだ。でも僕のレースペースは今までと変わらず、これ以上のことはできなかった。あまり多くのポイントを獲得できなかったが、残り3戦でも全力を尽くし続ける。コンストラクターズ選手権3位をつかめる可能性はまだあるのだから。でも今一番重要なのはできるだけ早くジュール(・ビアンキ)のいいニュースを聞けることだ」

ダニエル・リカルド 決勝=7位
「スタートでいくつかポジションを落とし、最初の数周は本当に大変だった。これについて調査する必要がある。もうシーズン終盤だけど、ここまであまりスタートがうまくいっていないのが悔しい。予選でブリスターができたタイヤでスタートしたので、好調とはいえず、ファーストスティントで事態がさらに悪化した。タイヤがだめになり始めたために、かなり早い段階でピットに入らなければならなかった。でもプライムタイヤは長持ちし、(フェルナンド・)アロンソに匹敵する、いいペースで走ることができた。それでも抜くことはできなかった。メルセデスにおめでとうと言いたい。今シーズンは彼らが圧倒的な強さを見せた。彼らに敬意を払いたい」

セバスチャン・ベッテル 決勝=8位
「スタートはうまく決まったが、その後はダニエル(・リカルド)との難しい戦いに挑むことになった。でもあまり速さがなく、予選と同じ問題を抱えることになった。レースの大半を単独で走った。序盤は面白かったけれど、その後はあまりアクションがなかった。タイトルを獲得したメルセデスを祝福したい。彼らはこの勝利に値する」

キミ・ライコネン 決勝=9位
「難しいレースになることは予想していたし、グリッド後方から順位を上げていくのは簡単ではないことは分かっていた。スタート自体はうまくやれたと思う。でもついてないことにストレートでトロロッソに壁の方に追いやられた。ハードブレーキングしなければならず、たくさんのマシンに抜かれ、いいレースをするチャンスを失った。それ以降、常に前のマシンに押さえられた状態で走らなければならなくなったんだ。マシンのハンドリングはよく、前が空いた状態ではいいペースで走れた。でもストレートでオーバーテイクできるだけのトップスピードがなかったし、燃料をセーブしなければならなかったために、思ったようにプッシュできなかった。今年は上位争いをするのが難しいことは分かっているけれど、それでも次戦オースティン以降もベストを尽くし続ける。オースティンは要求が高く、面白いコースだ。ここと同じ問題に悩まされずにいい結果を狙えることを願っている。でも僕の一番の願いは、僕らの祈りが今戦っているジュール(・ビアンキ)の助けになることだ」

セルジオ・ペレス 決勝=10位
「本当にきついレースで、このポイントを獲得するのにかなり苦労した。全力を尽くしてプッシュし続けたけれど、燃料の戦略がかなりぎりぎりだった。僕はミディアムタイヤでスタートし、ソフトでスタートしたグループについていくためにプッシュしなければならなかったんだ。ソフトに換えた後、セカンドスティントを通して後ろのフェリペ(・マッサ)と戦うことになり、ポジションを守りながら燃料をセーブするのは簡単ではなかった。きついレースだった。今後のレースはもっといい状態で戦いたい」

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