予選日を迎えたF1中国GPは、午前中に3回目となる60分間のフリー走行が行われた。トップタイムをマークしたのはウイリアムズのニコ・ロズベルグ。2番手にはトヨタのヤルノ・トゥルーリがつけ、マクラーレンのルイス・ハミルトンが3番手に入った。トヨタのもう1台ティモ・グロックは20番手、ウイリアムズの中嶋一貴は8番手だった。

 快晴に恵まれたこの日の上海インターナショナル・サーキットは、午前11時(現地時間)から予選前最後となるフリー走行がスタート。気温22度、路面温度は34度と絶好のコンディションとなった。

 だがセッションは快調な出だしとはいかず、小さな波乱から走行の幕が切られる。ウイリアムズのロズベルグがピットロードのグラベルにはまってしまい、マシンから降りると一旦は走行をあきらめかける。しかしマーシャルの手によりグラベルから救出、幸いダメージもほとんどなかったため、その後はすぐに走行を再開していった。

 その間コース上では、フェラーリ2台が好タイムを並べタイムシートの上位をキープ。そこにマクラーレン、ブラウンGP、トヨタのトゥルーリ、そしてロズベルグも加わって激しくポジションを入れ替えていった。

 終盤に入ってもそのタイム争いは終わりを見せず、セッション終了まで各車はタイムアタックを敢行。結果、ロズベルグが最速ラップを決め、1分36秒133でトップとなった。2番手以下はトゥルーリ、ハミルトン、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)と並んだが、このトップ6はコンマ4秒内の接戦。以降14位までもトップから1秒以内と僅差の争いでセッションは終了となった。

 なお、トヨタのグロックはマシントラブルに見舞われ、早々と走行を断念。フェルナンド・アロンソ(ルノー)とともにわずか6周に留まり、不安を残すかたちで午後の予選を迎えることになってしまった。
 

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