いよいよ開幕する2014年のF1日本GP。思えば今年のF1は、これまでの2.4リッターV8 NAから1.6リッターV6ターボにパワーユニットを変更。ERSと呼ばれる回生システムを導入するなどマシンパフォーマンスだけでなく、チャンピオンシップにまで大きく影響を及ぼす大変革の年となった。ここで突然だが、昔を懐かしんで20年前のことを思い出してみたい。カタチは違えど、この1994年も実に大変革の年だったことをあなたは覚えているだろうか。

 アクティブサスペンションといったハイテクデバイスの禁止、ミハエル・シューマッハー、デーモン・ヒル、ミカ・ハッキネンら若手の台頭、アラン・プロストの引退、そしてアイルトン・セナの死。数々の出来事を乗り越えながら、F1が新たな時代へと変わっていく過渡期だったと言えるだろう。さらに日本人にとっても、英雄セナの死をきっかけに、それまで続いていた一部のコアなファンに留まらないF1ブームが落ち着きをみせ始めた変革の年でもあった。ファンの間ではこのブームを一区切りとすることが多い。俗に言う“F1熱狂時代”である。

 この時代に一番の注目を集めたのは、やはり「セナ・プロ対決」だろう。当初は良好な関係を築いていたが、レース中の紳士協定違反をきっかけに確執を深め、戦いは次第に泥沼化。しかし、ふたりの天才によるタイトル争いは世界中の人々を熱狂させ、よりF1人気を高めたことは間違いない。また当時、その脇を固めるドライバー陣も魅力にあふれていた。その代表格ナイジェル・マンセルは数々の逸話を残し、ほかにもネルソン・ピケやゲルハルト・ベルガー、ジャン・アレジ、リカルド・パトレーゼ、ティエリー・ブーツェン、イバン・カペリなど、数えきれないほどの個性派がF1を演出した。

 さらにブームを加速させる要因となった日本人ドライバーの参戦も忘れてはいけない。87年に日本人初のフルタイムF1ドライバーとしてデビューした中嶋悟を皮切りに鈴木亜久里、片山右京といった日本人が次々とデビュー。深夜のテレビ中継を観ながら、ジャパニーズ・サムライの熱戦に一喜一憂していた人も多かったはずだ。

 そんな時代のF1日本GPを1戦ごとに振り返る特集誌『日本の名レース100選』から、最新号の「94年日本GP号」が現在、全国書店やAmazonにて発売されている。また、87〜93年までのバックナンバーも電子書籍ストアの「オートスポーツブックス(ASB)」で販売中。日本GPが開催されている今なら7冊セットが2冊分の価格で購入できる期間限定のキャンペーン中なので、ぜひこの機会に利用してみてほしい。

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