FIAは、イタリアGP決勝スタート前の各ドライバーの車両重量を発表した。最軽量はポールポジションのルイス・ハミルトン(マクラーレン)で653.5kgとなっている。
予選トップ3台はその順番と同じく車両重量が軽く、ハミルトンと予選2位のエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)の差は2.5kg。フェラーリのキミ・ライコネンはハミルトンよりも8.5kg重い重量となっている。
しかし、予選4番手のヘイキ・コバライネンはチームメイトのハミルトンよりもおよそ30kg重く、マクラーレンが2台の戦略をどう使い分けるかに注目が集まる。同様に予選上位で比較的燃料搭載量が多いと思われるのは、ジェンソン・バトン(予選6位/687kg)、ルーベンス・バリチェロ(予選5位/688.5kg)のタイトルをリードするブラウンGP勢。チャンピオンシップでのライバルとなるレッドブルの2台も680kg台とブラウンGPと同様のピット戦略をとる可能性もありそうだ。
最も多く燃料を積んでいると予想されるのはトヨタのティモ・グロックで重量は709.8kgとなっている。チームメイトのヤルノ・トゥルーリも703kg、また同じくトヨタエンジンを搭載するウイリアムズの2台、中嶋一貴(706.2kg)、ニコ・ロズベルグ(708.6kg)もピットタイミングによる追い上げを狙う戦略のようだ。
計測は予選Q3進出選手の車両は予選終了後に実施、その他の選手の車両はセッション後にチームから届け出による数値となる。
