みなさん、こんにちは。F1速報編集部のタナカ1号です。
すでに報道でご存じのように来年いっぱいでブリヂストンが、今年限りでトヨタがF1から撤退することを決めました。
ブリヂストンの発表はこの『アブダビGP号』速報中だったため、かろうじて掲載することができましたが、それから2日後に会見が開かれたトヨタの撤退に関しては掲載できていません。
しかし、今号の表紙は「トヨタ+可夢偉」です。
今年のF1速報で当該GPのウイナー以外を表紙にしたのは、今回が3回目。1回目はFIAとFOTAによる闘争でF1の存続自体が危ぶまれていた『第8戦イギリスGP号』(勝ったベッテルを載せていますがモノクロでした)。2回目はF1参戦10年目にしてバトンが初の世界王者を決めた『第16戦ブラジルGP号』。そして、今回の『アブダビGP号』です。
アブダビでの可夢偉クンは前戦で課題とされたタイヤマネージメントもうまく克服。そして、ライコネンやバトンといった世界王者を相手に互角以上の戦いを披露してくれました。
「日本チーム+日本人ドライバーの優勝が現実のものと思えてきた」という国内F1ファン。レース後、「やっと日本からスーパースターが出てきたな」という外国人ジャーナリスト。今年、タイヤについて“ねちっこく”質問してきたのは「ベッテルと可夢偉だけ」というBS浜島さん。
「F1分裂危機」や「バトン初戴冠」とは意味合いが異なるものの、それらと比べても同等以上のインパクトと期待感を受けた人は多いはずで、だからこそ今回の表紙は「トヨタ+可夢偉」としました。
トヨタの撤退について現場の方々がいかに無念だったかは、11月19日(木)発売の『F1速報 2009総集編』でお伝えするとして、今号『アブダビGP号』では、可夢偉クンを通して抱くことができた“夢”をご堪能ください。
下記の中に「あてはまる項目」が3つ以上ある方は、ぜひお近くの書店、もしくはF1速報公式サイトからご購入ください。
1:レース中の可夢偉とチームの無線のやり取りを知りたい。
2:可夢偉自身が志願した1ストップ作戦。あの戦略を検証してほしい。
3:可変フラップを駆使した可夢偉の頭脳プレーを森脇さんに解説
してほしい。
4:独占インタビューで可夢偉の声をじっくり聞いてみたい。
5:F1史上初のトワイライトレース。その歴史的瞬間をきれいな写真でじっくり見たい。
6:初開催ヤス・マリーナ・サーキットとはどんなサーキットか? 改めて知っておきたい。
7:表彰台で泣き顔のような表情を見せたベッテル。その理由を知りたい。
8:BMWラストラン。クビカのヘルメットに数多くの“サイン”があったことを知らない。
9:なぜマクラーレンは速さを取り戻せたか? エンジニアリング部門の責任者に聞きたい。
10:給油の禁止やタイヤサイズ変更で来季の勢力図がどう変わるか知っておきたい。
現在、編集部は『F1速報 2009総集編』の編集作業でフル回転です。発売は11月19日(木)。また、再来週お会いしましょう!!
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