ルノーのカルロス・ゴーン会長が、今後パワーユニットサプライヤーとしてF1活動を続けるつもりはないと明言したことで、現在ルノー陣営であるレッドブルとトロロッソの動向に注目が集まっている。
現状、両チームとルノーのパワーユニット供給契約は2016年シーズン末までとなっているが、ゴーン会長は「契約期間の見直しについて交渉している」ことを認めた。
一時は来季レッドブルがメルセデスのパワーユニットを使うことで、ほぼ確定と言われていたが、メルセデスが翻意したことからレッドブル・メルセデス誕生の可能性は消え、現在のパートナー候補はフェラーリに変わっている。
『F1速報』イタリア号の「CHECK AROUND F1 PADDOCK」では、トロロッソが来季フェラーリのパワーユニットを使うと報じている。そうなると現在のザウバー、マノーに加えて、2016年から新規参戦のハース、さらにトロロッソとレッドブルに供給できる体制があるのか、という疑問が出てくる。
しかしマノーにはメルセデスとの契約が噂されており、ルノーがロータスを買収してワークス参戦が実現するのかどうかを含めて、すべてが落ち着くところへ落ち着けば、大きな問題は起きないのかもしれないが……。
同誌ではパワーユニット関連の噂だけでなく、買収問題の渦中にあるロータス首脳の裏話など、モンツァのパドックで収集した情報が掲載されている。当ウェブとあわせて、ご一読いただきたい。
F1速報イタリアGP号
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=7756
AUTO SPORT BOOKS デジタル版
http://www.as-books.jp/books/info.php?no=FSH20150910