FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングがスチュワードたちと共に行った会合において、F1にペナルティポイント加算システムを導入するという提案が支持された。
ロメイン・グロージャンはベルギーGPのスタート直後に多重クラッシュを引き起こした後、1戦出場停止のペナルティを受けたが、これはそれ以前にも彼がクラッシュを繰り返していたことが考慮された結果であると考えられている。
ホワイティングは以前から、運転免許のように、規則違反を犯すとポイントが加算されていき、ある時点でレース出場停止になるようなシステムをF1に導入したいと述べていた。
11月6日、ホワイティングが議長を務める会合において、スチュワードたちがこのペナルティポイントシステム導入の提案を支持したことをFIAが明らかにした。
「運転免許のように、スーパーライセンスに関して(違反)ポイントが累積していくようなシステムを検討したい」と11月中旬にホワイティングは述べている。
「たとえば12ポイントに達すると、1戦(の出場停止)となる。そういうシステムについて話し合う」
ホワイティングの考えでは、コース上の行為だけでなくあらゆる規則違反が対象となり、違反の大きさによって点数を変えるということだ。
「あらゆる種類のペナルティにおいてポイントが発生する」とホワイティング。
「今の規則では、3回の譴責のうち2回がドライビング上の違反でなければならない。記者会見やドライバーズパレードで遅れて譴責を受けても、10グリッド降格ペナルティにはつながらないのだ」
「しかしそれもドライビング上の違反とみなされるべきだ。スーパーライセンス(の違反点数システム)に関しては、ある違反では1点、またある違反では2点と、すべてが加算されることを考えている」