F1日本GPの開幕が明日に迫るなか、会場となる鈴鹿サーキットは木曜にもかかわらず多くのファンがつめかけ、前日イベントなどで早くも盛り上がりを見せた。

 爽やかな秋晴れが広がったこの日の鈴鹿は、朝からコース上でBOXカートレースが開催され、小林可夢偉を擁するザウバーF1チームも参加。午後からは恒例のピットウォークやドライバーのサイン会なども行われ、終始笑顔の絶えない一日となった。

 主役となるF1ドライバーたちもレースに出場する24人全員がピット前でのサイン会に出席。途中、セバスチャン・ベッテルがグランドスタンドでサイン会の様子を見守っていたファンにスタンディングオベーションを要求し、それに応えたファンとドライバーが一体となって盛り上がるといった場面も見られた。

 そのほかにも、ジェンソン・バトンのガールフレンドとして知られるモデルの道端ジェシカさんが父親のジョン・バトンと共に歩く姿が見られたり、ヴァージンのリザーブドライバーを務める山本左近もパドックでお寿司をふるまっていた。左近は、事前に握りの練習をしていたが、「ここは日本だから、みんな寿司知ってるからなぁ」と、仕上がりのクオリティを気にしながらも、プロからは「上手い」と太鼓判もらったようだ。

 また、この日訪れたファンもそれぞれのかたちで一年に一度のF1を満喫している様子。様々な手製の応援グッズを手にしたファンも多く、スタンドには鈴鹿名物の巨大な横断幕が早くも掲げられている。

 しかし、そんなお祭りムードも今日でひとまず区切り。明日からは、いよいよF1ワールドチャンピオン決定をかけた世界最高峰のバトルが幕を明ける。

 F1日本GPの開幕を告げる1回目のフリー走行は、7日(金)の午前10時にスタートにする。

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