天候は晴れ、気温24度、路面温度33℃というコンディションで予選がスタート。
Q1
セッション開始とともにアタックを開始したのは、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)、セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)。ロズベルグは1分27秒833をマークし、トップタイムをマーク。
続いてチームメイトの中嶋一貴が26秒752をマークしてトップに立ち、引き続いて好調ぶりを見せている。中嶋のタイムを更新したのはキミ・ライコネン(フェラーリ)の26秒615、フェルナンド・アロンソ(ルノー)の26秒474のふたり。
セッションが残り10分を切るとルーベンス・バリチェロ(ブラウン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が26秒台前半のタイムをマークし、タイムアタックも激化してくる。最初に25秒台に突入したのは、バリチェロでタイムは25秒815。
Q1最後のアタックタイミングで、途中、トップ落ちしたバリチェロは再びトップタイムをマーク。2番手にジェンソン・バトン(ブラウン)、3番手にマーク・ウエーバー(レッドブル)で、ブラウンGPの1-2となった。
Q2に進出できなかったのは、セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、セバスチャン・ブルデー(トロロッソ)の5名。
Q2
ライコネンのタイム、1分25秒380がターゲットとなる形でQ2がスタート。ハミルトンはギヤボックス関連にトラブルを抱えた模様でQ2は不出走、予選15位となる。
ハミルトンを除く14台によるタイムアタックは、引き続いてブラウンが好タイム、バリチェロ、バトンの順で1-2態勢を維持した。3番手にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、トヨタはヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックの順で7、8番手。中嶋一貴は13位となり、彼の予選セッションはここで終了してしまう。
Q1進出が果たせなかったのは、ハミルトン、中嶋のほか、ニック・ハイドフェルド(BMW)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)となった。
Q3
10分間で行われるQ1は開始から5分が過ぎる頃には全車がアタックを開始。ブラウンGPの2台はバトン、バリチェロの順で暫定1-2を築く。するとバリチェロはタイムアップ、チームメイトを抜いてトップに立つ。
ここから各車最後のアタックとなり、再びバトンがトップに返り咲き、バトン、バリチェロの順でブラウンGPによる予選1-2が決定。以下、ベッテル、ロバート・クビカ(BMW)、ロズベルグ、グロックのトップ6となった。
トヨタのもう1台、トゥルーリは8番手、フェラーリの2台はマッサ7番手、ライコネン9番手で、予選10番手にウエーバーが着けて09年最初の予選が終了した。