F1第1戦オーストラリアGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを語った。
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
「僕らにとって本当に素晴らしい日になった。シーズン開幕戦で優勝を飾れるなんて信じられないよ。冬の間にマシン製作にかかわってくれたすべての人たちに心から感謝したい。こんな風に強力なシルバーアローで走れることをずっと夢見ていた。ようやく僕らはその夢を実現できたようだ。今日のマシンは信じられないぐらい速かった。最高のマシンで、走っていて本当に楽しかった。僕にとって決勝はすべてが完璧に運んだ。最高のスタートを決め、燃料消費に関してもうまくコントロールし、最後までプッシュすることができた。今日は成功を収めたけれど、まだやるべき仕事があることは承知している。週末を通して信頼性にまだ懸念があることが分かったし、トラブルのために2台揃っての上位フィニッシュを成し遂げることができなかった。でもこれからの2週間で改善に取り組める。マレーシアがものすごく楽しみだ。明日にでもまたレースをしたいぐらいだよ!」
ダニエル・リカルド 決勝=失格(2位フィニッシュ)(※失格前のコメント)
「今日までレースディスタンスを走ることができなかったのだから、チェッカーフラッグを受ける自信も、表彰台の一角を狙える自信もあまりなかった。でもチームは冬の間に本当に努力して、かなり遅れを取り戻した。まだメルセデスに匹敵する速さはないけれど、今日のところは満足できる結果だし、ここから大きく前進できるだろう。すごく嬉しい。感情がこみ上げてくるよ。F1に対するオーストラリアのファンの応援はものすごかった。彼らは皆このイベントを支援してくれているんだ。ドライバーたちがサーキットに到着すると、大勢のファンがサインを欲しがる。F1では僕が唯一のオーストラリア人だから、僕が一番サインを求められた。想像以上に盛大に応援してもらえた。少し気恥ずかしい時もあるけれど、本当に嬉しいし、とても素晴らしいことだよ」
ケビン・マグヌッセン 決勝=2位
「表彰台に上れて最高の気分だったよ! 今日の出来事は夢のように感じる。F1デビュー戦で表彰台に上るなんてびっくりだ。スタートのあの瞬間はぞっとしたね。パワーをかけるのが少し早すぎてコントロールを失いそうになった。今日のマシンは本当に素晴らしかった。常に自分の望むところに持っていくことができたし、レッドブルと戦える速さもあった。レース終盤にダニエル(・リカルド)にチャレンジしたけれど、オーバーテイクできるだけの速さはなかった。チームにおめでとうと言いたい。彼らは冬の間に素晴らしい仕事をし、僕の準備を整えるため懸命に手助けしてくれた。最高だよ! この先、何を目指すかって? 引き続き前進していかなければならない。僕らならやれるはずだ。これからもできるだけ多くのことを学ぶつもりだし、この経験をマレーシアで生かしたい。こことは全然違うサーキットだから、僕らが今日のような速さを発揮できる保証はないけれど、チームはこれまでどおり努力していくはずだ。ものすごく嬉しい。チームの皆もコンストラクターズ選手権でトップに立っていることを僕と同じく喜んでいると思う。大きな後押しになるし、チームのスタッフたちはこの素晴らしい結果に値する。僕はどうかって? 僕はこれからもできる限り努力し、プッシュしていくつもりだよ」
ジェンソン・バトン 決勝=3位
「今日、ケビン(・マグヌッセン)は素晴らしい走りをしたね。僕はレース終盤、彼とダニエル(・リカルド)を追いかけて大いに楽しんだよ。でも僕のタイヤは彼らのより数周古かったから、難しいことは分かっていた。それでも僕はいいレースをした。トラフィックの中にいる時はマシンバランスはあまりよくなくて、他のマシンのすぐ後ろを走っているとオーバーステアが出て苦労した。でも前に誰もいない状態ではマシンはとても調子がよかった。なぜか今のマシンでは昨年までよりもオーバーテイクが難しいようだ。そのためにピットストップを使って前に出なければならなかった。2回目のピットストップでノーズが壊れた。おかげでコクピットの中が少し涼しくなったよ! チームは正しいタイミングで正しい場所に僕を送り出してくれた。セーフティカーが出動した時、直前の判断ですぐにピットレーンに飛び込んだ。それによってふたつほどポジションを稼げた。2回目のピットストップではさらにふたつ順位を上げた。2回ともとてもいい判断だったと思う。僕らチームは今日の仕事に誇りを持っていいと思う。今週末の最後に自分たちがコンストラクターズ選手権をリードしているなんて予想していなかった。でもこのマシンはほぼ常に速さを見せている。前が空いている状態なら、ひとつのチームを除く全チームと戦う力があるよ。マレーシアでまたこのマシンに乗るのがすごく楽しみだ。(父の死後、最初のグランプリを迎え)僕にとって感情的な一日だった。でも姉やフィアンセ、大勢の友人たちが周りにいてくれたことに本当に助けられた」
フェルナンド・アロンソ 決勝=4位
「シーズン開幕戦を表彰台で飾りたかったけれど、2台とも完走できたのはいい結果だ。信頼性の面においては自信を感じることができる。スタートで電気モーターに問題が起き、ステアリングホイールでいくつかの変更をしなければならなかったが、10周後にはすべて順調になった。ピットストップ後に(ニコ・)ヒュルケンベルグの前に出た後、ペースが確実によくなった。とはいえオーバーテイクすることはできなかったが。ウイナーから35秒遅れというのはあまりにも大きすぎるギャップだ。この差を縮める対策を行うために、レースの分析をし、マシンの長所、短所を明らかにする必要がある。そういう意味では、何周かニコ(・ヒュルケンベルグ)の後ろを走った経験によってとても役に立つ情報を得ることができた。僕らは素晴らしいチームだ。スタッフは今日、最高の仕事をしてくれたし、僕は彼らに全幅の信頼を置いている。この新しいF1から学ぶことはたくさんある。レースは今までとは全く異なり、とても奇妙なものだった。でもまだシーズンは始まったばかりだ。マレーシアではもっといいレースができるよう、集中していく必要がある」
バルテッリ・ボッタス 決勝=5位
「ミスをした自分にものすごく腹を立てている。このミスから学ぶしかない。同じ種類の間違いは今後二度としないだろう。すごくいいレースになりそうだったから、ものすごく攻めていた。そして結局攻めすぎてしまったんだ。(フェルナンド・)アロンソにかなり接近していたが、少しワイドになってしまい、ウォールに当たった。レースを続けられてラッキーだったよ。挽回し、ポジションを上げることができた。僕らチームは去年と違ってレースをすることができた。それは素晴らしいことだけど、僕は自分のミスにがっかりしている。絶対に同じミスは繰り返さないようにしなければ。もしも予選をうまく戦い、クリーンなレースをしていたら、このマシンなら表彰台争いができただろう。決勝でマシンは速さを見せていた。素晴らしいことだし、チームは本当にいい仕事をしてくれた」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=6位
「シーズン開幕戦で7位というのは期待できる結果だ(注:後にダニエル・リカルドの失格により6位に昇格)。チェッカーフラッグを受けることができて本当に嬉しかった。メルボルンで完走したのは初めてなんだ。序盤にたくさんポイントを稼いでおくのは重要なことだしね。スタートはすごくうまくいき、最初のふたつのスティントでは4位といういいポジションを走れた。ひとつだけ問題だったのは、ソフトタイヤの左フロントにグレイニングが出ていて消えなかったこと。最初のふたつのスティントはその影響を受けた。2回目のピットストップで(バトンとアロンソに抜かれて)ふたつポジションを落としたのは残念だった。でも今のところ周囲のチームの中のいくつかは少しだけ僕らより速いみたいだ。冬の間にも今週末にも素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。そのおかげで今の位置にいられるんだ。本当に努力してくれているから、開幕戦でポイントを取れたことで皆が報われて嬉しい」
キミ・ライコネン 決勝=7位
「順調なレースではなかった。スタートはうまくいき、1コーナーで他のマシンに後ろからヒットされたものの、マシンにダメージはなかった。スピードは問題なかったが、フロントタイヤのグレイニングに苦しんだ。グリップがほとんどなく、ひどいオーバーステアになった。その後、マシンのハンドリングが変わってしまった。初のピットストップではチームがダブルストップをしなければならず、そのために僕はひとつ順位を落とした。はっきりした判断を下すにはまだ早すぎる。今の僕らはいい状態には思えないけれど、それでも何とか完走でき、貴重なポイントを獲得することができたのだから。でもこの結果に満足することはできないし、改善すべき箇所はたくさんあると分かっている。開幕戦で得たデータを分析することで、作業の方向性がよりはっきり見えてくるはずだ」
ジャン-エリック・ベルニュ 決勝=8位
「もちろんいい結果だと思う。ただしマシン自体はとても走りづらかった。ブレーキに問題があったために多くの時間を失った。でも最終的には2台揃ってポイント圏内で完走できたので満足している。(ふたりで)3ポイント取れたことを、自分自身よりもチームのために嬉しく思う(注:2位のダニエル・リカルドが失格となったため、実際には6ポイント)。長く困難な冬の時期に本当に努力してきたから、ガレージのスタッフ全員がほっとしているし、僕らドライバーも彼らに少しでもお返しできて嬉しい。状況は好転しているように思える。今後どんどんよくなっていくといいね。最終コーナーでのミスに関して言うと、ポジションを守ろうとしてうまくコーナーを立ち上がるためのラインを探していたが、コース外にはみ出してしまった。スピンせずに済んでラッキーだったよ。残念だったけれど、まだ開幕戦だし、もっとたくさんのポイントが取れるチャンスはこれから何度でも訪れるはずだ。全体的に今日はいい結果を出せたと思う」
ダニール・クビアト 決勝=9位
「本当に強烈なレースだった。F1デビュー戦で完走し、ポイントを取ることができて、素晴らしい気分だ。このチームと共に最高の初グランプリの週末を過ごすことができた。彼ら全員が懸命に働いていたから、最後にポイントを獲得できてよかったよ。みんな、本当によくやったね! スタートは少し混乱したが、その後はリズムに乗って走れたし、マシンは周囲と戦える力を持っていた。終盤にジェブ(ベルニュ)に接近したけれど、僕は燃料をセーブしなければならなかったから、アタックしなかった。初レースでポイントが取れるなんて予想もしていなかった。最高の気分だよ。僕らにとって大きな後押しになるだろう。これからも努力し続けなければならないね。この調子で前に進んでいければ、素晴らしいシーズンが期待できるよ」
セルジオ・ペレス 決勝=10位
「完走できたのは嬉しいけれど、ポイントが取れなくてがっかりしている(注:後にダニエル・リカルドの失格により10位に昇格)。1周目のターン3でザウバーのグティエレスにヒットされたことで、難しいレースになった。その接触でパンクし、ゆっくりピットに戻らなければならず、最後尾に落ちたんだ。その後、ミディアムタイヤで一貫したペースで走ることを心がけた。セーフティカーが出動したのは僕にとってすごくラッキーだった。それによっていくつかポジションを上げることができたんだ。あと一歩で入賞だったのに、ザウバーのエイドリアン(・スーティル)の後ろでたくさんの時間を失ったことで、順位を上げられなかった。完走できたのはいいことだ。チームにたくさんの情報を提供できるからね。それによってマレーシアではもっと強くなれるといいね」
