2009F1開幕戦、オーストラリアGPの決勝はジェンソン・バトン(ブラウン)が優勝。2位、3位はルーベンス・バリチェロ(ブラウン)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)となった。中嶋一貴(ウイリアムズ)はリタイア、トヨタのもう1台、ティモ・グロックは5位という結果となった。

 オーストラリアGPの決勝は現地時間17時にスタート、夕方のアルバートパーク・サーキットは晴れ、決勝直前は気温21℃、路面温度31℃というコンディション。リヤウイングが“可動”するとして予選失格となったトヨタの2台はピットからスタートとなる。
 レーススタートでブラウンGPのジェンソン・バトンはポジション維持。対してチームメイトのルーベンス・バリチェロは出遅れて、7番手までドロップしてしまう。

 一方、スタート時の混乱で、ニック・ハイドフェルド(BMW)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、マーク・ウエーバー(レッドブル)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が接触やトラブルを抱え、ハイドフェルド、スーティル、ウエーバーはすぐさまピットに戻り、処置をして戦列復帰。
 ところがコバライネンは遅れてピットにたどり着いたものの、走行を断念、リタイアとなった。

 混乱が落ちついてのトップ6のオーダーは、バトン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ロバート・クビカ(BMW)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)。
 中嶋は8番手、トヨタの2台はトゥルーリ13番手、グロック15番手、落したポジションを必死に取り戻すバリチェロは、ライコネンをパス、5番手まで上げてきた。

 17周目にロズベルグがピットイン、再スタートまでにタイムロスをしてしまい、12番手でコースに戻る。同じタイミングピットインしたベッテルはポジションを落さず2番手で復帰した。
 続く18周目に中嶋がスピン、クラッシュを喫し、リタイア。この処理のため20周目にセーフティーカー(SC)が導入されるが、この前後に全車が1回目のピットインを終了、バトン、ベッテル、マッサ、クビカ、ライコネン、ロズベルグというトップ6のポジションとなった。

 25周目にSCアウトで再スタート、この時、ネルソン・ピケ(ルノー)がスピン、コースアウトをする。その他のマシンは大きな変動なくレースは続き、32周目にマッサが2回目のピットインをし、14番手で戦列に戻る。
 44周目には、ライコネンが3度目のピットイン。しかしこの後、スピンをしてしまい、ウォールに軽く接触した模様だが、走行を続ける。すると今度はチームメイト、マッサの車両に異変、スローダウンでピットに戻ると車両はガレージへと格納されリタイア。

 レースもラスト3周となる56周目、2番手ベッテルに襲いかかったクビカだったが、サイド・バイ・サイドのバトルから2台が接触し、ベッテルは車両にダメージ、クビカは抜き去って走り続けようとしたが、その後クラッシュ、リタイアとなる。ベッテルもマシンをコースサイドに止めてリタイア。
 これで再びSCが入ったところで、バトン、バリチェロ、トゥルーリというトップ3になり、このままSCが入った状態でレースが終了。ブラウンGPはデビュー戦で予選1-2、決勝1-2という数週間前からは信じられない大きな成果を挙げた。

 バトンは常にトップをキープし続ける形で優勝、2位バリチェロ、3位トゥルーリは後方からの逆転に成功。以下、ギヤボックス交換で18番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンが4位、トヨタのグロック、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、ロズベルグ、新人セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)というトップ8でレースは終了した。
 

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