FIAが、フランスの大審裁判所がフラビオ・ブリアトーレに対してFIAが科したモータースポーツ活動からの永久追放の罰を撤回する判決を出したことに対し、上訴する意向であることを正式に明らかにした。

 昨年FIA世界モータースポーツ評議会は、ブリアトーレがシンガポールゲートに関与したと見なし、FIA関連のイベントにかかわることを永久に禁じたが、ブリアトーレはそれを不服とし、フランスの大審裁判所に申し立て、処罰の撤回を勝ち取った。

 FIAは、大審裁判所は、WMSCのヒアリングの手続きが“違法”であったと見なしたにすぎず、ブリアトーレおよび元同僚のパット・シモンズが有罪であるという部分は否定されていないと主張している。大審裁判所は、FIAはライセンスを持たない者を罰することはできないと結論付けている。

 FIAの声明は以下のとおり。
「FIA会長はFIA議会およびFIAの弁護士に対し、パリの大審裁判所が1月5日に下した決定について意見を求めた。その結果、上訴の準備をすることに満場一致で合意した」
「昨年夏の選挙活動の際、FIA会長ジャン・トッドおよび彼のチームは、懲戒手順を含む、構造的変化のための新たな手段を導入することを発表した。この作業は順調に進んでいる。これが実行されれば、裁判所の判決に関する問題は解決されるだろう。とはいえ、上訴は当然の手段である」
「上訴が行われている間は、世界モータースポーツ評議会が2009年9月21日に下した決定は効力を維持する。しかし、この決定により影響を受けるドライバーたちにとっては不確かな状況が生じるため、これを考慮して、FIA会長およびFIA議会は、FIAの上訴の結果が出るまでの間は、スーパーライセンスは通常の方法でその資格があるドライバーたちに発行される」
「FIA会長、FIA議会、世界モータースポーツ評議会およびすべての国のFIAメンバークラブは、このスポーツの完全性と安全性を維持し続けるために必要なあらゆる手段をとる所存である」

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