FIAは、フラビオ・ブリアトーレの訴訟の聴聞会を前にして、訴訟の機密書類の内容が漏洩したことを非難する声明を発表した。
ルノーF1の元マネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレは、シンガポールゲートに関してFIAに対して訴訟を起こしているが、イギリスのザ・ガーディアン紙は、12日、訴訟に関する書類の内容を報道した。これによって、ブリアトーレは、FIAから下された永久追放の処罰の取り消しと、自らの評判が損なわれたことに対して100万ユーロの損害賠償を求めていること、また、この訴訟には元エグゼクティブディレクター・オブ・エンジニアリングのパット・シモンズも加わっていることがわかった。
FIAは法的機密書類が漏洩したことに不満を表し、次のような声明を発表した。
「FIAは、パリの大審裁判所に対するブリアトーレ氏の訴訟書類からの抜粋の選択的漏洩を非難する」
「FIAは漏洩した情報における申し立てを拒否し、ブリアトーレ氏に対して制裁を課すという決定は、世界モータースポーツ評議会に出席したメンバーの圧倒的多数によって下されたものであることを確認する」
「フランスの法廷の権限を尊重し、FIAが、聴聞会に先立ち、この件に関してこれ以上コメントを行うことは不適切であると考える」