FIAは27日、マノー・チーム(旧マルシャ)の2015年F1世界選手権へのエントリーを承認し、全20台に修正した最新のエントーリストを発表した。
この日発行されたリストには、マノーのチーム名称に「マノー・マルシャF1チーム」という名称が加えられ、シャシー名のマルシャとともに、先日チームと契約を交わしたウィル・スティーブンスの名前も記載されている。
マノーはこの数週間、2015年のエントリーに向けて財政とチーム基盤が確実かつ適切であることを保証するために、FIAと何度も交渉を重ねてきた。
彼らは現在、旧マルシャのオーナーと一切つながりを持っていないが、昨年の分配金を得るためにシャシー名称にその名を使用しなければならない。
昨年チームはモナコGPでジュール・ビアンキが9位に入り、合計2ポイントでコンストラクターズ選手権9位を獲得。その結果、およそ3000万ポンド(約55億円)の賞金を得ることになっている。
チームは、まだふたり目のドライバーを発表していないが、今シーズンの開幕に向けて2015年のレギュレーションに適合した2014年型車両の改良マシンの準備に取り組んでおり、シーズン終盤には完全な2015年型マシンを投入する計画も持っている。
なお、マノー・マルシャF1のエントリーには、2015年レギュレーションへの完全な適合が条件との注釈がつけられるとともに、スティーブンスにもスーパーライセンスの取得が前提と記載されている。
また、昨年末の暫定リストにマノー同様に暫定扱いで記載されていたケータハムは、今回のリストをもって正式に2015年のエントリーから除外された。