金曜日に行われたFIA会長選挙の末アリ・バタネンを大差で下したトッドは、選挙後の記者会見で多くの各国自動車クラブが自身へ投票してくれたことを感謝すると述べたが、それに加えて「FIAをまとめるためにはすべてのクラブと協力しなければならない」と語った。

「私は行動することを好み、すべての物事が前へ進んでいくことを好む。多くの国が私に信頼を寄せてくれたことを喜びたい」とトッドはロイター通信に語る。「選挙が終わった今、私に投票しなかった国も含めて、すべてが同じゴールを共有しなければならない」

「我々は環境、地球温暖化に対する自動車の新たな局面に直面している。そしてそれはモーターレーシングとも深い関わりがある。ここ数年、F1界にはさまざまな問題があったが、F1はいまだにメジャースポーツとしてとどまっている。すべての論争に対してF1関係者が問題に気づいた。私は今後状況が良くなっていくだろうと楽観的だ」

 一方、かつてWRCやダカール・ラリーで勝利を重ね、欧州議会議員としても活躍していたアリ・バタネンは、今回の投票結果にショックを受けているという。

「もっとたくさんの国が自分に投票してくれると思っていた。明らかに何か圧力がかかっていたと思う」とバタネン。「この状況を打開するのは難しい。もっとFIAが民主的にならねばと望んでいるが、少し希望的観測に過ぎたようだ」

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