F1チームの代表者たちは、FIAのマックス・モズレー会長とモナコGPの期間中に、コストキャップ制度に関して徹底的に議論することを希望しているという。

 昨年、F1からスーパーアグリとホンダが去った後、これ以上撤退するチームが増えるのを避けたがっているが、主要なメーカー系チームに加えレッドブル、トロロッソを加えたチーム代表者たちは、4000万ポンドのコストキャップ制度と、ふたつのカテゴリーになることについて憤慨の意を表している。

 フォーミュラワン・チームズ・アソシエイション(FOTA)は独自のコストカット案を検討しているが、モズレーのコストキャップ案に対しフェラーリとBMWはF1からの撤退を示唆、トヨタもこれに追随している。フェラーリのボス、ルカ・ディ・モンテゼモロとTMG社長のジョン・ハウエットはFOTAに対し、モズレーとの緊急会議を設定するよう促している。

「モンテゼモロとモズレーの間で、早ければ来週、もしくは続く週の早いうちに会うことでほぼ合意した」とスペインGPの会場で語ったハウエット。「我々は今朝、コストカットに対する非常に建設的な会議をした。会議では、我々が今季推進したプロセスについて話し合った。我々は35%〜40%のコストカットに成功しており、これまでになく良好だ」

 モズレーは先週、自身の息子が死去したためカタルニアには姿をみせていなかったが、チーム側は第6戦モナコの週末、モズレーの自宅で会合を持つことを望んでいるという。モナコのモズレーの自宅では、過去に重要な会議が何度か開かれている。

 モズレーは、2010年のエントリーを5月29日までに要求している。今回の会合は、その5日前に行われる予定だ。

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