FOTAは、すでにエントリー申請を行っていたウイリアムズ以外のメンバー全9チームが、2010年F1エントリー締切日である29日に条件付きのエントリー申請を行ったことを発表した。
フェラーリ、マクラーレン、ルノー、トヨタ、ブラウン、レッドブル、トロロッソ、BMW、フォース・インディアがエントリーを提出したものの、FOTAは、このエントリーは6月12日までに新コンコルド協定に全当事者がサインすることが条件となっていると述べている。さらに、チーム側は、2010年のレギュレーションは、“全競技者にとって同一であり、FOTAがFIAに提出した提案に従って改正された2009年の規則”に基づくことを要求している。
FOTAの声明は以下のとおり。
「FOTA全チームが本日、2010年F1世界選手権へのエントリーを条件付きで提出した。
FOTAは、全メンバーのFIA F1世界選手権参戦への長期的な関与を確認し、次の3年において選手権の参戦費用を大幅に削減することを目的とし、技術的な競争および競技上のチャレンジを維持し、同時に新規チームのF1選手権へのエントリーを促進するメカニズムを作り出す、さらなる大きな手段について、全会一致で合意した。これらの手段は、FOTA内で2009年にすでに決定され、エンジンとギヤボックスにおいて大きな節約を成し遂げたものと合致している。
FOTA全チームは、以下の条件で、2010年選手権にエントリーを行った。
1)コンコルド協定が、2009年6月12日より前に全当事者によって署名され、その後、FOTA全チームは、2012年までF1参戦に関与する。コンコルド協定の更新は、健全な統治による安定を確保する正式な関係において全当事者を結びつけることによって、このスポーツの将来の保証をもたらす。
2)2010年のレギュレーションは、FOTAがFIAに提出した提案に従って修正された2009年のレギュレーションを基礎とする。
2010年FIA F1世界選手権へのFOTA全チームのエントリーは、以下のような条件の下、本日提出された。(a)FOTA全チームは2010年F1シーズンにおいて、同一のレギュレーションの下、競技することが許される。(b)これらは全体としてのみ受理される。
FOTA全チームは、継続する安定性と健全な統治が用意され、F1が健全かつ順調な将来を築けるような堅固な基盤を確立することを目的として、積極的かつ生産的にFIAとの協力を行えることを前向きに期待している」
