2012年F1第14戦シンガポールGPの土曜フリー走行は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は14番手につけた。
予選前最後となる3回目のフリー走行は土曜日18時(現地時間)から、気温30度、路面温度33度というドライコンディションのなか60分にわたって行われた。
セッションでは、各車とも中盤までソフトタイヤでロングランなどを行っていたが、開始20分過ぎにザウバーのセルジオ・ペレスがトンネル下の18コーナーをミスし、右リヤタイヤをウォールにヒット。ペレスはピットまで戻ったものの、マシンはリヤのトラックロッドが曲がっていたことが分かり、多くの時間を交換作業で失った。
また、同じ18コーナーではレッドブルのマーク・ウエーバーもペレスと同様にウォールの餌食となったが、ウエーバーのマシンは運良くダメージを逃れたようで、すぐにコースに戻っている。
FP3のトップタイムをマークしたのは、初日トップのセバスチャン・ベッテル。彼はスーパーソフトを履いた予選シミュレーションでただ一人、1分47秒台をマークし、2番手につけたライバルのルイス・ハミルトンにコンマ3秒のギャップを築いた。
フェラーリはフェルナンド・アロンソが3番手につけたものの、ベッテルとはコンマ6秒以上の差と予選でポールを争うにはやや苦しい状況。一方、4番手には金曜からロータスやメルセデスを上回る速さを見せるフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが続いた。
不調が伝えられるザウバー勢は、小林可夢偉が予選に向けてセッティング作業を繰り返しながら15周を走行、14番手につけた。タイムはトップのベッテルから2.8秒、10番手ミハエル・シューマッハーから0.8秒差となったが、可夢偉はケータハムのビタリー・ペトロフがセッション終了間際に赤旗終了となるアクシデントを起こしたため、スーパーソフトでのタイムアタックを満足に行うことができなかった。
