2013年F1第16戦インドGPの土曜フリー走行は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。
2日目を迎えたブッダ・インターナショナル・サーキットは午前中からひどいもやに覆われ、FP3開始時刻の11時(現地時間)を前に救急用のメディカルヘリが飛べない状態となり、セッションは20分遅れてのスタート。トータルタイムも40分に短縮されて行われることになった。
このため、レッドブル勢は最初からソフトタイヤを投入し、まずは軽めの燃料を積んで予選シミュレーションを実施。ここでベッテルは1分25秒332というベストタイムを早々と記録し、2番手につけたチームメイトのマーク・ウエーバーにもコンマ5秒の大差をつける余裕の仕上がりを見せた。
一方でライバル勢の最上位につけたフェラーリのフェルナンド・アロンソもベッテルからはコンマ8秒近い遅れをとり、以下ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、ロータスのロメイン・グロージャン、フェリペ・マッサらが僅差で続いている。
その後、セッション終盤は多くのチームがソフトタイヤでのロングランに移っていったが、ここではレッドブルのマシンにもブリスターが発生しており、各陣営ともレースのタイヤ戦略を見据えながらの周回を重ねることとなった。
なお、ザウバーのガレージでは、ピットインしたヒュルケンベルグのマシンがリヤジャッキをはねるアクシデントが発生。リヤジャッキを手にしていたメカニックは軽く足を負傷した模様だ。