JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010は12日、スーパーGT500クラス&GT300クラスのレース2予選が行われ、GT500クラスは松田次生駆るカルソニックIMPUL GT-Rが、GT300クラスは新田守男駆るARTA Garaiyaがポールポジションを獲得した。
レース1の予選から20分のインターバルを置いてスタートしたスーパーGTレース2の予選。ドライバーが完全に入れ替わって再度アタックが行われるだけに、予選順位がどう変化してくるのか非常に興味が湧くところ。
レース1の時と同様に、各陣営一度タイムをマークしてからチェッカーに向けてタイムを上げていく展開に。それまでトップタイムをマークしていた影山正美駆るHANKOOK PORSCHEのタイムを上回ってきたのは密山祥吾駆るCINE CITTA'タイサンポルシェ! しかし、それを新田守男駆るARTA Garaiya、そしてさらに黒澤治樹駆るマッハGOGOGO車検408Rが上回る! しかし翌周には新田がタイムを塗り替え、熾烈なアタック合戦が展開された。ただ、新田は直後にプリウスコーナーでややコースアウトを喫している。
トップは結局新田が守りきり、ARTA Garaiyaは両レースでPP獲得! 2番手には黒澤のマッハGOGOGO車検408Rが続き、以前から何かと競り合う機会が多い2台がフロントロウに並ぶことに。3番手には密山のCINE CITTA'タイサンポルシェが続いた。
続くGT500クラスのレース2予選は、ARTA HSV-010のラルフ・ファーマン、HIS ADVAN KONDO GT-Rのジョアオ−パオロ・デ・オリベイラをのぞけば全て日本人というメンバーで争われることに。序盤、気温が下がっていったせいか、各車ストレートで激しく左右にマシンを振り、タイヤに熱を入れる場面が見られた。
こちらもGT300、そしてレース1と同様に、各車一度ピットに戻ってタイヤを交換。残り8分を切ったあたりから、再度各車のアタックが展開されていくことに。最後の緊迫のアタックはやはり1周目のアタックラップが残る形となり、1分33秒569のタイムをマークした松田次生駆るカルソニックIMPUL GT-Rがレース2のポールポジションを獲得! 次いで伊藤大輔駆るENEOS SC430、大嶋和也のMJ KRAFT SC430が3番手という結果になった。
松田はマシンを降りた後、ポール獲得に渾身のガッツポーズ! 星野一義監督も松田の仕事ぶりにサムアップでご機嫌の様子だった。