全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOは22日予選日を迎え、午前のフリー走行が行われた。このセッションでトップタイムをマークしたのは伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)。佐藤琢磨(TEAM無限)は14番手となっている。
やや雲が多いものの、晴天に恵まれた全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOの予選日。午前9時からスタートしたフリー走行では、前日専有走行があったこともあり各車ゆっくりとコースイン。今回、フォーミュラ・ニッポンシリーズ戦デビューとなる琢磨も、山本尚貴(TEAM無限)の後に続きコースイン。ドライコンディションで少しずつペースを上げていった。
今季のフォーミュラ・ニッポンも残り2戦ということもあり、タイトル争いにも注目が集まるこのラウンド。現在1ポイント差でランキング2位につける中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が中盤にはトップタイムをマークし好調ぶりをみせるが、その一貴は開始40分すぎにSPコーナーアウト側でコースオフ。バリアにリヤをヒットし、ストップしてしまった。
この一貴のマシン回収のためセッションは赤旗中断となってしまう。このフリー走行では他にもランキングトップのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)もコースオフを喫したが、大きなダメージはなかった。
セッションは残り10分ほどで再開となり、ここで各車がアタックモードに。一気にタイムを上げていく中、フライングラップを開始していた琢磨が一貴と同様にSPアウト側にコースオフ。こちらもリヤをヒットしてしまい、琢磨はマシンを降りることとなった。ほぼ同タイミングで中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)もコースオフ。こちらもストップした。
そんな中、チェッカー間際にタイムアップを果たしたのは伊沢拓也、塚越広大というDOCOMO DANDELION勢。しかしチェッカー周に、前日から好調ぶりをみせていた大嶋和也(Team LeMans)が2番手に飛び込んだ。
結果的に伊沢、大嶋、塚越、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)というトップ4となり、DOCOMO DANDELION、Team LeMans/KYGNUS SUNOCO勢がトップ4を占めた。5番手には小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がつけている。
クラッシュした琢磨は、最終的に14番手でフリー走行を終えている。
