GP2アジアシリーズ第6戦の決勝がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、アーデンのチャールズ・ピックがシリーズ初優勝を飾った。
第5戦の上位8台がリバースグリッドとなる土曜のレースは、ポールからスタートしたエイドリアン・ザウグ(トライデント)が後続の混乱をよそにトップをキープする。一方で2番手、3番手スタートのセルジオ・ペレス(バルワ・アダックス)とアルバロ・パレンテ(コローニ)は接触、ペレスはウイングにダメージを受け、パレンテはクラッシュでレースを去る事となった。
レースは先頭を走るザウグのペースがいまいち伸びず、4番手スタートのピック、さらにDPRのジャコモ・リッチ、アーデンのハビエル・ビラ、ARTのジュール・ビアンキらが隊列をなすことに。すると4周目のバックストレートエンドで2番手のピックがザウグに仕掛け首位を奪取する。一方、これを抜き返そうとしたザウグはビアンキとのサイド・バイ・サイドの末に接触してしまい上位争いから後退してしまった。
その後は首位のピックが後続を引き離してシリーズ初のトップチェッカー。2位はリッチ、3位は2戦連続のビラとなった。Qi-メリタスのアレクサンダー・ロッシはレース序盤のファビオ・レイマーへの行為がペナルティと判断され、レース結果から除外。加えてF1開幕戦と併催のファイナルラウンド第1レースで10グリッド降格を受けることになった。
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