5日、GP2のオフシーズンテストがアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで幕を開け、来シーズンの参戦を目指す26人の若手ドライバーが参加した。
今回のテストは3日間のスケジュールで行われ、セッションは12時から14時半と18時から20時半までの2セッションをGP3とシェア。タイヤサプライヤーのピレリは、このテストにミディアムコンパウンドのタイヤを持ち込んでいる。
5日のテスト初日は、ファーストセッションでケータハムをドライブするアレクサンダー・ロッシがトップタイムをマークしたが、トライデントから参加した今季のヨーロッパF3チャンピオンでフェラーリ期待のFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)ドライバー、ラファエル・マルチェッロがナイトセッションで1分49秒811をマークし、初日の総合トップに立った。カーリンのカルロス・サインツJrも僅差でマルチェッロに続き、ロッシを合わせた3人が初日のセッションで1分49秒台をマークしている。
2日目は、再びマルチェッロが前日のベストタイムをさらに上回る走りでタイムシートの最上段をキープしたが、ナイトセッションでケータハムにマシンを乗り換えたリオ・ハリアントが1分49秒203をマークし、2日目をトップで終えた。
その他では、マクラーレンの育成ドライバーであるストフェル・バンドルネ(ART)が総合4番手。同じARTをドライブしたイギリスF3王者のジョーダン・キングは総合13番手につけている。
最終日の3日目は、バンドルネがマシンをDAMSにスイッチするほか、マルチェッロもレーシング・エンジニアリングからエントリーしている。