11日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで幕を開けたGP2の第1回合同テストは、DAMSのジョリオン・パーマーが初日の総合トップタイムをマークした。

 節目の10シーズン目を迎えた2014年のGP2。今シーズンは2008−2009年の小林可夢偉以来となるひさびさの日本人ドライバーのフル参戦が決まり、昨年のAUTO GPで活躍した佐藤公哉がスペインの強豪カンポス・レーシングから、日本のスーパーGTやスーパーフォーミュラでトップドライバーとして活躍してきた伊沢拓也は、今年から実質マクラーレン・ホンダのジュニアチームとなったフランスの名門ARTグランプリから出場する。

 今回のテストは3日間の予定で行われ、来週19日(〜21日)からは開幕戦の地バーレーンに舞台を移し、プレシーズン最後の調整が行われる。

 午前9時にスタートした初日のテストは4度の赤旗中断に見舞われたものの、午後のセッションでは多くのドライバーが周回を重ね、ピレリのミディアムタイヤとスーパーソフトタイヤでマシンの感触を確かめた。
 そのなか、セッション終了まで1時間を切ったところで、午前中3番手につけていたDAMSのパーマーが1分49秒143をマークし、ロシアン・タイムのミッチー・エバンスからトップのポジションを奪うと、さらにパーマーは1分49秒126の自己ベストを更新、初日を首位で終えた。

 2番手エバンスの後には、パーマーのチームメイト、ステファン・リチェルミが続き、ダニエル・アプト(ヒルマー)が4番手。5番手には伊沢のチームメイトで昨年のフォーミュラ・ルノー3.5でランク2位を獲得したマクラーレンの育成ドライバー、ストフェル・バンドルネがつけ、トライデントのジョニー・チェコットを挟んでカーリンのナスールが7番手で続いた。

 伊沢は午前中、バンドルネと共に25周以上を走ると、午後のセッションでは最多の37周を走破。タイムは、昨オフにテスト経験があるチームメイトに0.429秒の遅れをとったものの、参加26人中11番手とまずまずのポジション。初走行で多くの距離を重ねたことを考慮すれば、上々のスタートと言えるだろう。

 一方、朝の走行で12番手につけていたカンポスの佐藤は、午後の20周で1分51秒331までタイムを縮めたが、順位は25番手という結果に終わっている。

本日のレースクイーン

河村澪かわむらみお
2025年 / スーパー耐久
Hitotsuyamaレースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円