12日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたGP2合同テストの2日目は、DAMSのジョリオン・パーマーが2日連続となる総合トップタイムをマークした。
テスト2日目も快晴に恵まれたヤス・マリーナ。この日も各車ドライコンディションでの走行となったが、午後からはケータハムのアレクサンダー・ロッシが最多の66周をカバーするなど、多くのドライバーがレースシミュレーションやセットアップ作業に集中。より実践的なプログラムを進めることとなった。
2日目も総合トップにつけたDAMSのパーマーは、朝のセッションで1分50秒760というベストタイムをマーク。午後の走行ではトライデントのジョニー・チェコットがトップタイムを記録したが、パーマーのタイムを上回ることはできず、2日連続でパーマーがタイムシートのトップにつけた。
3番手は、1分50秒821をマークしたARTのストフェル・バンドルネで、前日3番手のステファン・リチェルミ(DAMS)、ジョン・ランカスター(MP)と続いた。
日本人ドライバーでは、カンポスの佐藤公哉が朝のセッションで4番手タイムを記録。トータル51周を重ねると、総合でも6番手となった。もうひとりの日本人ドライバー、ARTの伊沢拓也は、午後のセッションで1分52秒545というベストタイムを記録したが、総合では22番手に終わっている。
なお、この日も複数の赤旗が出されたが、午前中の最後にアタックラップをかけたコーナー・デイリー(ラザルス)がヒルマー・モータースポーツのファク・レガリアと接触。これでバランスを崩したデイリーのマシンは横転、逆さまに着地してしまった。
デイリーはすぐにメディカルセンターに運ばれたが、その後コクピットに戻ることはできず、午後のセッションを走ることはできなかった。