F1ドイツGPの併催レースとして開催されたGP2第6戦ラウンドで、DAMSのマーカス・エリクソンが今シーズン初優勝を飾った。
予選で2番グリッドを獲得したエリクソンは、レース1のスタートでポールシッターのチームメイト、ステファン・リチェルミを交わしてトップに浮上すると、終始レースをリードした。
レースは、後続のケビン・チェッコン(トライデント)がダニエル・アプト(ART)とナザニエル・バートン(トライデント)と絡んで一回転し、さらにスタートで立ち往生していたエイドリアン・クワイフ-ホッブス(MP)とも接触。1周目からセーフティカーが導入される展開となる。
しかし、再スタートを決めたエリクソンは、すぐにリードを広げることに成功すると、ルーティンのピットストップも難なくこなし、最後は2位に7.8秒の差をつけ今シーズン初のトップチェッカーを受けた。ジェームズ・カラド(ART)が2位、3位にはステファノ・コレッティ(ラパックス)が入った。
リバースグリッドが採用された日曜のレース2は、ジョン・ランカスター(ヒルマー)が前戦シルバーストンに続く今シーズン2勝目を挙げた。
ドライバーズランキングでは、コレッティが135ポイントで2位のフェリペ・ナスール(カーリン)を27ポイントリードしている。