ハンガロリンクで行われたGP2第7ラウンドは、ロメイン・グロージャン(DAMS)とステファノ・コレッティ(トライデント)がそれぞれ優勝した。
第1レースは、オープニングラップで首位に立った3番手スタートのマーカス・エリクソン(iスポーツ)が序盤をリードするも、エリクソンはピットストップの際にルイス・ラジア(ケータハム・エアアジア)の進路を妨害したとしてドライブスルーのペナルティを受けて後退。代わってトップに立った5番手スタートのグロージャンが今季5勝目をマーク。2位はチャールズ・ピック(バルワ・アダックス)、3位はラジアが入った。
続く日曜の第2レースは、ウエット&ドライのレースを21番手スタートのコレッティが制した。彼は多くがウエットタイヤでスタートするなかスリックタイヤを選択し、ライバルのタイヤ交換で12番手までポジションを上げると、その後のセーフティカー導入と再度降り出した雨を利用してトップに浮上、逆転優勝を決めた。2位はエステバン・グティエレス(ロータス・ART)、3位はグロージャンだった。
これでシリーズはスパとモンツァの2ラウンドを残すのみとなった。ハンガリー終了時点で2位との差を25ポイントに広げた選手権リーダーのグロージャンは、次戦スパで仮に1勝でもすればタイトルを獲得する。