スペイン・バルセロナで3月5日から行われていたGP2のオフシーズン公式テスト。3日間の走行を終え、最終日はGP2ではベテランのステファノ・コレッティ(ラファックス)が総合トップを奪った。
初日の午前中は雨に見舞われたバルセロナ。雨に加え風も強くコンディションが悪い中、昨年のGP2ベストルーキー、ジェームズ・カラード(ART)がトップタイムをマークする。
午後になると雨も止みドライコンディションの中、各車走行を重ねる。午後に24周を走行したコレッティは1分29秒868のタイムを出し初日トップを奪った。2番手にはフェリッペ・ナスール(カーリン)、今季ザウバーのリザーブドライバーを務めるロビン・フラインス(トライデント)が3番手と続いた。
二日目は再び雨が降り、一日中ウェットコンディションでテストは行われた。26台が雨の中走行し、カラードが1分50秒218と二日目のトップタイムをマーク。
最終日サーキット・デ・カタルーニャににようやく青空が戻り、午前・午後ともにドライコンディションでテストは行われた。
25台が走行を重ね、午前中にコレッティが初日のタイムを上回る1分29秒055をマークし総合トップに。2番手にはマーカス・エリクソン(DAMS)、3番手には午後にトップタイムをマークしたナスールが入った。二日間トライデント・レーシングでテストを行ったフォーミュラ・ルノー3.5シリーズ王者のフラインスは、今季GP2に新規参入するロシアン・タイムスから最終日のテストに参加し、午前中は12番手、午後は6番手のタイムだった。
公式テストを終えたGP2は、3月22日マレーシアで開幕を迎える。
