2014年のGP2シリーズに参戦する佐藤公哉が、今シーズン所属チームするカンポス・レーシングのファクトリーを訪れた。

 佐藤は昨年、ヨーロッパを転戦するAUTO GPで最終戦までタイトル争いを繰り広げ、7月にはザウバーからF1若手ドライバーテストに参加。その年のF1日本グランプリでもザウバーのリザーブドライバーを務めている。

 彼は今シーズン、F1の登竜門カテゴリーとして知られるGP2にスペインのカンポス・レーシングから参戦。自身の目標であるF1に向け、これ以上ないチャンスをつかんだ。

 今年のGP2は、3月11〜13日にアブダビで第1回公式合同テストが行われるが、佐藤はそれに向けた準備としてスペインにあるチームのファクトリーを訪問、スタッフとの打ち合わせに臨んだ。

「ヨーロッパを主戦場として戦うドライバーにとって、スペインは非常に馴染み深い場所と言えます」と佐藤。
「実際、僕はカタルニア、バレンシア、アルガルベ、ヘレスなどのサーキットで走った経験があります。食べ物も美味しいし、人々も優しいですし、ストレスはまったくありません」

「今回、初めてカンポス・レーシングのファクトリーを訪れて、来たるテストやシーズンに向けてスタッフと打ち合わせを済ませました。また、ファクトリーに展示されている、エイドリアン・カンポス代表のドライブしたF1マシンも観ました。これ、自分が生まれる前のマシンなんですよね。F1の歴史を感じました」

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