F1ドイツGPの併催レースとして行われたGP2シリーズ第8ラウンドのホッケンハイムは、バルワ・アダックスのジョニー・チェコットJr.が今季2勝目を挙げた。
第1レースの開始は雨に見舞われたF1の予選の後だったため、ダンプ状態という難しいコンディションでレースはスタートを迎えることになった。ここで、17番グリッドのチェコットJr.とステファン・リチェルミ(トライデント)はスリックタイヤを選択するギャンブルに出る。するとレース序盤から路面は急速に乾き始め、早くも4周目にはスリックタイヤ2台のペースが他を上回る展開となった。
ギャンブルを見事成功させたチェコットJr.は、スタート後に一度19番手まで順位を下げていたものの5周目には8台をごぼう抜き。こうした展開にライバルもたまらずピットへ飛び込むと、レースリーダーに浮上したチェコットJr.は13周目までに2番手のリチェルミに最大12秒のリードを築いていく。
迎えた終盤はチェコットJr.とリチェルミもピットストップを実施。リチェルミはファビオ・ライマー(レーシングエンジニアリング)に先行を許したが、チェコットJr.はライマーの1秒前でコースに復帰しレースをリード。最後は9秒以上の差をつけて今季2度目のトップチェッカーを受けた。2位はライマー、3位に入ったリチェルミはこれがGP2での初表彰台となった。
日曜の第2レースは、開幕戦セパン以来となるジェームズ・カラド(ロータスGP)が今季2勝目を達成。2位はギド・バン・デル・ガルデ(ケータハム)、3位にはフェリペ・ナスール(DAMS)が入った。ザウバーF1のリザーブドライバーを務めるエステバン・グティエレス(ロータスGP)は第1レース5位、第2レース10位で総合129ポイントのランキング3位となった。
一方、タイトル争いを繰り広げるルイス・ラジア(アーデン)とダビデ・バルセッキ(DAMS)はそれぞれ6ポイントと2ポイントを獲得するに留まり、総合171ポイントのラジアを10ポイント差でバルセッキが追う展開となっている。
